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___じゃあ今日の日直はいつもの仕事プラス資料の綴込みな!よろしく!
元木先生は、確実に今日の日直が私だとわかって言っている。
ニヤリとこちらをみて笑った先生は、
元「ひとりじゃねえんだから!がんばれ!笑」
といって、教室を出ていった。
黒板の日付の下には、
岡野/和田
と書かれていた。
和「普通の日直の仕事って、黒板消しと日誌でいいの?」
うん、と答えれば、じゃあそれから片付けようか、
と言って、黒板に向かう和田くん。
あ、日誌を私が書くってことか。
今日の感想の欄で、手が止まっていた。
どうしようかな、と顔を上げると目の前に和田くんがいて、固まる。
和「え、もしかして、気づいてなかったの?笑笑」
『え、そんなに笑う?笑笑』
ごめんごめん、といって、彼は日誌を指さした。
___綺麗な字。
『あ、え、おう。ありがとう。』
褒められたのは字だぞ!私!
いやとはいっても、そんな整った顔で、
綺麗…なんて…
そりゃあ誰だって照れる。
でもそんなこと知りもしない和田くんは、
なんとか感想を書き終えたわたしを確認して、
資料の綴込み作業に移ることを促した。
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くま - 続き読みましたよ。とってもおもしろかったです。更新待ってますねがんばってください (2017年3月11日 13時) (レス) id: c61828bb17 (このIDを非表示/違反報告)
くま - こーいう話大好きです!早く続きが読みたい! (2017年3月1日 19時) (レス) id: 6dbd28e3f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SAITOH | 作成日時:2017年3月1日 0時