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３人で教室に入るや否や、黄色い声でお出迎え。
原因は私じゃなくてあの二人。さっきも話したけど、イケメンな二人は学校の中じゃちょっとした有名人。何故スカウトされないのか不思議なくらい。
A
「相変わらずモテモテだね」
和也
「それどの口が言ってんの」
潤
「Aだって人気な癖に」
A
「和也の言葉そっくりそのままお返しします」
和也
「本当だって!! Aもモテモテなんだってば!!」
潤
「なに先輩の真似してんだし(笑)」
A
「似すぎて笑える(爆)」
和也
「笑いすぎ」
潤
「てか始業式始まんじゃね」
A
「えっ嘘!? じゃあ急ごう!!」
和也
「オーイ、もう体育館行くよ〜」
女子
「はーい♪」
潤
「ほら、Aは男子に声かけろ」
A
「えー」
和也
「ほら早く」
A
「はいはい………………男の子も、もう行くよ〜！」
男子
「あ、はーい♪」
A
「わお」
潤
「な、言ったろ？」
和也
「Aも負けず劣らずモテてるんですよ」
A
「それ自分たちもモテてるって自覚してるみたい」
潤
「じゃなかったらこんなこと言わねーよ」
A
「わぁ酷い」
和也
「ほら早く行きますよ？」
体育館の入り口には大野先生が挨拶係として立っていた。
A
「あ、大野先生」
智
「お、おはよう♪」
潤・和也
「おはようございま〜す」
智
「Aちゃん、今日もモテモテだね〜」
A
「そ、そんなことありませんっ!!」
和也
「ほらすぐキレない」
潤
「今日の夕飯は魚だな」
智
「えっ！ お魚食べたーい!!」
A
「来ないで下さいね〜」
智
「えー残念( ´△｀)」
もーそんな可愛い顔しないで下さい！
この先生は大野智。美術の先生で、これまた大人気のイケメンてぃーちゃー。翔にいより３歳年上。同じ大学らしく仲がいいと聞いてるけど、二人が喋ってるのは一度も見たことがない。
A
「あ、そーだ先生。翔にいがどこに就職したのかとか知りません？ 教えてくんないですよ〜」
智
「え、あーそれね…それは……」
なんだなんだ、知ってそうな顔してる。もー分かりやすいなぁ(笑)
A
「なんですか〜、知ってるんなら教えてくださいよ」
智
「いや、口止めされてるから。まああとちょっとで分かるでしょ」
A
「えっ!?」
なんか、嫌な予感………
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作者名：明音 | 作成日時：2016年9月18日 15時
