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翔
「とりあえず、帰ろっか？」
A
「う、うん…」
翔
「俺さ、今日このあと何もないって奇跡じゃね??」
A
「そ、そうだね…」
翔
「今日の夕飯どうする？」
A
「どうしよっか…」
翔
「買い物行っとく？」
A
「行ってもいいけど…」
翔
「今日の風呂、お湯ためる？」
A
「どっちでもいいよ…」
翔
「なんのテレビやってるかな」
A
「分かんない…」
翔
「デザートは何がいいかな」
A
「翔にいの好きなので…」
翔
「洗濯物畳もうか？」
A
「私がやるからいいよ…」
翔
「喉渇いた？」
A
「別に…」
翔
「お腹空かない？」
A
「まだ平気…」
翔
「………」
A
「………」
翔
「……ああもう!! なんでそうなんだよ〜」
A
「………翔にいの、せい…」
翔
「えっ？」
A
「翔にいが、私を…っ……///」
翔
「え、何々?? 俺なんかした!?」
A
「したよ!!」
翔
「いやぁうん、だからあれはホントに悪かった…」
A
「そういうことじゃない!!」
翔
「じゃあ……なに??」
A
「え、いや、えーっと…」
さすがに言えない。
翔にいのことが………
あーあーあー!! 駄目駄目駄目!!
翔
「なんだよ、言えねーのかい」
A
「ごめんなさい…」
翔
「謝んなや」
翔にいはそう言って、私の頭をポンポンした。
私はまたドキッとして、肩が跳ね上がった。
A
「っ!!………/////」
翔
「なに、恥ずかしいの？」
A
「いや、別にそんなこと…」
ありますけど…？
翔
「もう素直じゃないな〜」
翔にいがまた前を歩き出した。
私は、翔にいよりちょっと後ろを歩いた。
だって並んで歩くなんて恥ずかしいもん！
翔
「あ、信号変わっちゃうっ!!」
急に走り出した翔にい。
私は、先生になった翔にいの背中を追いかけた。
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作者名：明音 | 作成日時：2016年9月18日 15時
