171.お土産 ページ26
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さとにぃって、かっこいいんだなぁ。
ずっと一緒にいたから言われてもあまりピンとこない。
整ってるなぁとは思ったことあるけど。
お母さんがよく言ってたものね。
身だしなみだけはきちんとしなさいって。
小さい頃から教えられてきた教訓。
だらしなく見えるのはやめなさいって言うから
変なところがさとにぃは似てしまって
私はさとにぃの着せ替え人形に。
充希：「A先輩」
A：「ん？」
クリックリのまんまるくてキラキラした目が私を見る。
充希：「話戻しますけど、旅行誰と言ったんですか？」
A：「…ぇっと」
あぁ、こんなことならかずと話合わせとけばよかった。
私と旅行行ってもおかしくない人って
言ったらやっぱりいつもの3人で。
かずはもうだめだから、……柚子。
親友と二人旅ならおかしくない。
充希：「あ、柚子先輩ですか？」
あとで柚子には話しておこう。
A：「そう、ゆ…」
「Aー！」
言おうと思った名前の人が後ろから私を呼ぶ声が聞こえて
振り返るとノートを片手に持ってこっちに走ってきた。
柚子：「よかった、まだいた！
宿題わかんないから教えて欲しくて」
柚子の目が廊下に置かれている紙袋と
みんなの手の中にあるラスクに行く。
あれ、まずいかも。
柚子：「そのラスク、旅行のお土産？
あたしも食べたーい！いい？」
A：「う、ん」
柚子：「いいなー軽井沢」
だめだ。終わった。
もう他に見当たらない。
和也：「彼氏だよ」
A：「え？」
和也：「こいつ、彼氏と旅行行ったんだよ」
かずが親指で私を指し、みんながかずを見る。
途中から来た柚子は何が何だかわからないといった様子。
充希：「先輩！彼氏作らない主義じゃなかったんですか！？」
A：「え！？いやぁ…」
そんなことひとことも言ってないけれど。
みんなが勝手に言い出したことですけれど。
でも、今はそんなこと気にしてる場合ではなくて。
和也：「こいつ、年上の彼氏いんだけど
冷やかされるの好きじゃないから黙っててあげて」
志田：「そう、だったのね。
だからあのときいないって言ったんだ」
かずの目が合わせろって訴えてる。
A：「う、ん。…ごめん」
志田：「ううん。
私が大野さんの立場だったら嘘ついちゃう(笑)」
そう言って志田さんは笑った。
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カレン(プロフ) - せいこさん» 初めまして!気持ちの変化も成長も、櫻井先生のおかげです♪そんなお二人をこれからもよろしくお願いします(^o^)応援ありがとうございます！ (2016年5月3日 11時) (
レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - キョロちゃんさん» 初めまして、コメントありがとうございます。これからも翔さん素敵だなって言ってもらえるよう頑張ります(*^^*)第5章もよろしくお願いしますね！ (2016年5月3日 11時) (レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
せいこ(プロフ) - 初めまして。昨日、今日とで一気に読ませて頂きました。ストーリーといい、登場人物皆んな大好きです。主人公の気持ちの変化、成長していく姿が目に見える様です。大好きなお話です。これからも楽しみに待ってますので、頑張って下さい(*^_^*) (2016年5月2日 19時) (レス) id: 9bbea5e87c (このIDを非表示/違反報告)
キョロちゃん(プロフ) - カレンさんはじめまして。いつも楽しみにしています。私は熊本市内に住んでいます、まだまだ余震も続いているんですが唯一の楽しみになっています。やっぱり翔さん素敵ですよね。是非続きも楽しみにしています。 (2016年4月25日 6時) (レス) id: ad68473bef (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - さくさん» それは本当によかったです。これぐらいのことしかできない無能な私ですが、さくさんのように楽しんでいただけているなら、嬉しいです。早く平穏な日々が取り戻せることを祈っています。そして、より被災地の方々が楽しめるようなお話をお届けできたらなと思います。 (2016年4月18日 20時) (レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カレン
| 作成日時：2016年3月17日 9時
