158.第二のお母さんのような人 ページ13
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___笑うと楽しいことあるって、最近まで忘れていたけど
その言葉は今でも私の教訓なの
___翔さんが好きなのに今でもまぁくんを大切だと思うのはずるい？
___まぁくんはどう思う？
___私はね、さっきかずにたくさん励まされたから
とりあえず、翔さんに呆れられないように頑張ろうと思う
___ダメだなぁって、見ていて思ったら
いつでも夢で叱りに来てね
___まだまだ言いたいことたくさんあるけど
ここじゃあ言い切れないから、今度手紙を書いてくるね
___最後に
___あの桜のネックレスはもう付けないことにした
___私の宝物として、ずっと飾っておく
___まぁくんを思い出にして、私は翔さんの隣にいることにする
___まぁくん、ありがとう
ゆっくりと目を開けると
みんなはすでに終わってて、微笑んでいてくれた。
私が、まぁくんに区切りの挨拶をしていると察しているかのよう。
後ろを向くと、まぁくんのお母さんは嬉しそうに目を細めていて
私の名前を呼んだ。
雅紀母：「Aちゃん、好きな人できた？」
A：「…はい」
雅紀母：「やっぱり！
雰囲気がね、変わったなって思ったのよ」
まぁくんのお母さんにも、ちゃんと言わないとね。
A：「まぁくんのお母さん」
雅紀母：「うん」
A：「私、大好きな人がいます」
私の、第二のお母さんのような人。
A：「側に居たいって思う人がいます」
雅紀母：「そう」
笑って、頷いてくれる。
雅紀母：「Aちゃんの好きな人は
Aちゃんのこと好きでいてくれてる？」
A：「はい」
雅紀母「それは、よかったわ」
うんうん、と二回頷く。
A：「今度、会ってくれますか？」
雅紀母：「会わせてくれるの？」
A：「まぁくんのお母さんに、会って欲しいんです」
雅紀母：「そう言ってくれて嬉しいわ。待ってるね」
まぁくんと同じ、ひまわりのような笑顔を
向けるまぁくんのお母さんを見ていると、泣きそうになるの。
それはね、悲しいとかじゃなくて懐かしい気持ち。
ふわっと私を緩く抱きしめたまぁくんのお母さんは
私の頭を撫でながら囁いた。
雅紀母：「幸せになりなさい」
その言葉に、さらに涙を誘われて鼻の奥がツンとする。
A：「はい」
返事をするだけで精一杯。
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カレン(プロフ) - せいこさん» 初めまして!気持ちの変化も成長も、櫻井先生のおかげです♪そんなお二人をこれからもよろしくお願いします(^o^)応援ありがとうございます！ (2016年5月3日 11時) (
レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - キョロちゃんさん» 初めまして、コメントありがとうございます。これからも翔さん素敵だなって言ってもらえるよう頑張ります(*^^*)第5章もよろしくお願いしますね！ (2016年5月3日 11時) (レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
せいこ(プロフ) - 初めまして。昨日、今日とで一気に読ませて頂きました。ストーリーといい、登場人物皆んな大好きです。主人公の気持ちの変化、成長していく姿が目に見える様です。大好きなお話です。これからも楽しみに待ってますので、頑張って下さい(*^_^*) (2016年5月2日 19時) (レス) id: 9bbea5e87c (このIDを非表示/違反報告)
キョロちゃん(プロフ) - カレンさんはじめまして。いつも楽しみにしています。私は熊本市内に住んでいます、まだまだ余震も続いているんですが唯一の楽しみになっています。やっぱり翔さん素敵ですよね。是非続きも楽しみにしています。 (2016年4月25日 6時) (レス) id: ad68473bef (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - さくさん» それは本当によかったです。これぐらいのことしかできない無能な私ですが、さくさんのように楽しんでいただけているなら、嬉しいです。早く平穏な日々が取り戻せることを祈っています。そして、より被災地の方々が楽しめるようなお話をお届けできたらなと思います。 (2016年4月18日 20時) (レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カレン
| 作成日時：2016年3月17日 9時
