146.顔見に ページ1
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「8番テーブルね」
A：「はい！」
台に置かれたパスタとハンバーグをトレーに乗せ
指定された番号の席に向かう。
その席に座る2人の姿が遠くからでも見覚えのあるもので
思わず立ち止まってしまった。
幼馴染のほうが私に気づき、片手を上げ
それを見た向かいに座る彼氏の方は
私は特別だと思わせてくれるような笑顔を見せた。
A：「珍しい組み合わせ…」
2人のテーブルの横につき、かずにはハンバーグ
翔さんにはパスタを前に置く。
かずは無類のハンバーグ好きだから聞かなくてもわかる。
和也：「拉致られた」
翔：「やめてくれ人聞き悪いな(笑)
そこでばったり二宮に会って
そしたらAが今日バイトだって言うから顔見に来た」
和也：「付き合わされる俺ったら…」
翔：「いやいや、付いてきたのお前だよな？」
和也：「だって腹減ってたんだもん」
うん、かずってそういう人だよね。
一緒に自販機行ったら間違いなく買わされるもんね。
というよりも自分がボタン押すよりも先に押すよね。
お金入れたらポチ、みたいな？
和也：「ご馳走でーす！」
翔：「まじでAの幼馴染じゃなかったら絶対奢らないからね(笑)」
和也：「Aの彼氏じゃなかったらこんな失礼なことしないよ」
翔：「おい(笑)」
一応失礼とは思ってたんだ(苦笑)
チーン
呼び鈴が鳴って、今バイト中であると思いだす。
A：「じゃあ、ごゆっくりどうぞ」
かずと翔さんたちのテーブルから離れて
呼ばれたテーブルへ行く。
注文をとって裏に戻ると
自然と上がってしまった頬。
さっき、やっぱり電話に出ればよかったと後悔して
声聞きたかったなとか思ってたから
そんな中、顔を見に来たと言ってくれた翔さんに対して
嬉しくないはずがない。
「どうしたの？そんな嬉しそうな顔して」
店長に突っ込まれてハッとする。
A：「いえ、なにも。
思い出し笑いです」
っていうのは言い訳だけど。
「あらそう？
そういえば、和也くん来てるよね？」
A：「あ、はい」
「爽やかなイケメンと」
確かに、あの2人が並ぶと誰もが振り返るほど華やかだ。
「大学生？」
うわ、翔さんが聞いたらショック受けるだろうな。
童顔だって(笑)
A：「学校の先生です」
私がそう言うと、えぇ！と驚いて翔さんを覗きに行った。
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カレン(プロフ) - せいこさん» 初めまして!気持ちの変化も成長も、櫻井先生のおかげです♪そんなお二人をこれからもよろしくお願いします(^o^)応援ありがとうございます！ (2016年5月3日 11時) (
レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - キョロちゃんさん» 初めまして、コメントありがとうございます。これからも翔さん素敵だなって言ってもらえるよう頑張ります(*^^*)第5章もよろしくお願いしますね！ (2016年5月3日 11時) (レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
せいこ(プロフ) - 初めまして。昨日、今日とで一気に読ませて頂きました。ストーリーといい、登場人物皆んな大好きです。主人公の気持ちの変化、成長していく姿が目に見える様です。大好きなお話です。これからも楽しみに待ってますので、頑張って下さい(*^_^*) (2016年5月2日 19時) (レス) id: 9bbea5e87c (このIDを非表示/違反報告)
キョロちゃん(プロフ) - カレンさんはじめまして。いつも楽しみにしています。私は熊本市内に住んでいます、まだまだ余震も続いているんですが唯一の楽しみになっています。やっぱり翔さん素敵ですよね。是非続きも楽しみにしています。 (2016年4月25日 6時) (レス) id: ad68473bef (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - さくさん» それは本当によかったです。これぐらいのことしかできない無能な私ですが、さくさんのように楽しんでいただけているなら、嬉しいです。早く平穏な日々が取り戻せることを祈っています。そして、より被災地の方々が楽しめるようなお話をお届けできたらなと思います。 (2016年4月18日 20時) (レス) id: a9e0cca142 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カレン
| 作成日時：2016年3月17日 9時
