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Side緑
んー・・・なんかええ匂いする・・・。
片付けも一通り終わってぼーっとしとったら、下からなんや美味しそうな匂いが。
緑「・・・あ、ハンバーグ」
「あら？あ、えっと、神山くん、やんな？」
緑「え？なんで僕の名前・・・？」
「そら寮母やもん、寮生全員、ばっちり把握してんで」
そっか、この人寮母さんなんや。
女性やからか、それともこの人の優しい雰囲気のおかげか、普段の人見知りは全く出ずに済んだ。
神ちゃん、なんて呼んでもらえるようになって。
「まだもうちょっとかかるから、待っとってや」
緑「・・・あの、良かったら手伝います」
「え、ええの？」
緑「はい。片付け終わって暇してたんで」
「いやー助かるわぁ。丁度手が疲れてきたことやねん」
昔からおかんの手伝いとかしとったおかげで、スムーズにハンバーグ作りが進んだ。
赤「あれ？おばちゃん、その子だれ？」
入学早々部活でも参加してきたんか、ジャージ姿で首にはタオルをかけた男の子。
まるでなんかのオーラが出とるみたいに、キラキラしてる。
「この子、神ちゃん言うてな、ご飯作るん手伝ってくれてんねん。な？」
緑「・・・・・」
「神ちゃん？」
緑「・・・え、あ、あぁ、はい・・・。」
赤「ふふっ、大丈夫かー？神ちゃん」
緑「えっ、えぇ、あっ、だ、大丈夫、です」
赤「なに？緊張してるん？」
かわええな、なんて爆弾を落として、僕の頭をぽんってして去っていった。
ぽんって、ぽんってされた・・・。
「神ちゃん？めっちゃ顔赤いけど、大丈夫？」
緑「だ、大丈夫です・・・。あ、これ、焼きますねっ！！」
赤くなっとるなんて、顔に集まった熱のせいで自分が１番よく分かってる・・・。
駄目や。
あの時の記憶が、急に蘇ってきた。
「へんなの」
あかんって。
また、同じこと繰り返して傷つくん？
冷静になれって言い聞かせて、落ち着くまでひたすらハンバーグを焼いた。
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まああ(プロフ) - 続き楽しみにしてます。更新待ってます（≧∇≦） (2018年8月25日 7時) (
レス) id: ab61aaa2e2 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - とても面白いです！続きが気になります♪更新頑張ってください(σ≧▽≦)σ (2017年6月26日 6時) (レス) id: 89d22ed41a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えりんこ。 | 作成日時：2017年6月26日 0時
