もちと私。 ページ9
私は今、職員室の前にいます。
この、職員室に入る前のちょっとした緊張感。
電話の発信ボタンを押す前の緊張感と似ている気がする。
そんなことを思いながら、職員室にいる先生のもとへと足を進める。
「先生、“今日は゛連れて帰ります」
先生は私の腕のなかにいる、いたりあもちと私の顔を交互に見たあと、「なぜそうなる、」と言葉を発した。
「こやつ、泣いた」
そうそう、この前あゆみに、一応先生なんだから敬語を使いなさい、と言われたな
今さらだよな。
全く関係ないこと(関係あるか？)を考えていたら、先生はちょっとしたキメ顔で、「そうか...仕方ねぇな、」と言っていた。
あ、そうだ、
「先生、」
「なんだ」
「これ、ハンバーガーあげます」
先生がぽかん、とした顔をする。
「もちの食べ残りです、先生にあげます。では」
私は先生に軽く一礼をして、職員室をでた。
職員室から先生の呼び止める声。
「ちょおぉ！？おい、スルーするな！つか、なんだよ食べ残りって？！」
他の先生も必死に仕事をしてるんだ、静かにしてやれよ、と突っ込んでやりたいが、突っ込んだところで私が先生達の邪魔になりかねない。
だから、先生は無視して帰ることにした。
昇降口で待っていたあゆみに、ありがとう、と言って靴を履いた。
「じゃ、あゆみ、またね」
「うん、じゃ」
冷たい風が体を横切る。
早く家に帰ろ、もちを連れて。
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匿名 - おもしろいです！続きが気になります…三年前の作品なのでもう書く気がないのかもしれませんが、貴女の小説の続きを待っている人がいることを忘れないでください。気が向いたらでいいので続きを書いてくれたら嬉しいです… (2021年12月10日 18時) (
レス) id: 08e03ad312 (このIDを非表示/違反報告)
てぃあ。(プロフ) - ありがとうございます！なおしておきます！！英語が出来る方すんごい憧れます〜〜！！！コメントわざわざありがとうございました！あと返信すごく遅くなってて申し訳ありませんでした！めちゃめちゃ頑張って更新します！！ (2018年6月24日 20時) (レス) id: 4d090d4da9 (このIDを非表示/違反報告)
中川 - あ、すいません…バグって二回送ってることになってしまって… (2017年5月25日 20時) (レス) id: eaf714afd0 (このIDを非表示/違反報告)
中川 - あと生意気だと思いますが、don't worry about her.の方がいいと思います… (2017年5月25日 17時) (レス) id: eaf714afd0 (このIDを非表示/違反報告)
中川 - あと生意気だと思いますが、don't worry about her.の方がいいと思います… (2017年5月25日 17時) (レス) id: eaf714afd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぃあ。 | 作者ホームページ：http://nanos.jp/tear0617/
作成日時：2015年11月13日 19時
