異世界と私。 ページ24
｢なんですかその二次元的展開素晴らしすぎます｣
少々息を荒くしてそう話す菊さん。
今までのことを簡潔に(と私は思っている)話してみたのだ。この様子からすると、私達の話を少しは信じてくれたみたい。
そう思い、ほっとしたのもつかの間、
｢なに、それ。僕聞いてないんだけど｣
エミールくんが相変わらずの仏頂面でそう言った。隣のお兄さんがそんなエミールくんを見てまたニヤニヤしている。なにがそんなに面白いんだろうか。
「菊さん、菊さん。それでですね。飛行機の乗り方も知らないので日本まで連れて帰ってもらいたいのですが、」
あゆみが言った。すると、菊さんはちょっと待って下さい、と言ったあと一人で下を向いてなにやらぼそぼそと言葉をこぼしていた。そのまま数分経過。そろそろ口を挟んだほうがよいのではないかと考えはじめたとき。
「菊、どうしたんだべ」
「あ、いえ、すいません、Aさん方のお話しを聞く限りだと、これは異世界とりっぷ……？というものではないのかと思いまして……」
元の世界に戻らないと意味がないのでは…、と菊さんは言った。
……トリップ？トリップかぁ。
そうだよね、私たちは段ボールが原因で違う国にいるのだから。それにしても段ボールが原因とかダサくない…？トリップってのはもうちょっと華々しいイメージがあったんだけどなぁ。
沈黙の走る空間で
エミールくんはまるで訳がわからないという顔を全面に醸し出している…が
「ラノベみたいに居候することになるのかな…！！」
「展開的にはそうなりますね！！！」
他のお三方はどうしてこうもノリノリなのだろうか…
軽く居候、居候、って言ってるけどそんなうまくいかないでしょ、わかってる？あゆみ？基本野宿だよ野宿。
「ねぇ、あゆみ、そもそも居候させていただくにしても…」
お金がかかるし、と、言いかけた…その時、だった。
ラッキーカラー
あずきいろ
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ポルさん
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匿名 - おもしろいです！続きが気になります…三年前の作品なのでもう書く気がないのかもしれませんが、貴女の小説の続きを待っている人がいることを忘れないでください。気が向いたらでいいので続きを書いてくれたら嬉しいです… (2021年12月10日 18時) (
レス) id: 08e03ad312 (このIDを非表示/違反報告)
てぃあ。(プロフ) - ありがとうございます！なおしておきます！！英語が出来る方すんごい憧れます〜〜！！！コメントわざわざありがとうございました！あと返信すごく遅くなってて申し訳ありませんでした！めちゃめちゃ頑張って更新します！！ (2018年6月24日 20時) (レス) id: 4d090d4da9 (このIDを非表示/違反報告)
中川 - あ、すいません…バグって二回送ってることになってしまって… (2017年5月25日 20時) (レス) id: eaf714afd0 (このIDを非表示/違反報告)
中川 - あと生意気だと思いますが、don't worry about her.の方がいいと思います… (2017年5月25日 17時) (レス) id: eaf714afd0 (このIDを非表示/違反報告)
中川 - あと生意気だと思いますが、don't worry about her.の方がいいと思います… (2017年5月25日 17時) (レス) id: eaf714afd0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てぃあ。 | 作者ホームページ：http://nanos.jp/tear0617/
作成日時：2015年11月13日 19時
