サキュバス (ページ7)

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case.2 ページ7

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『何？』

「俺じゃ駄目なのか？」

『駄目じゃないけど… どうして？』

「俺以外とヤッてほしくない」

『う〜ん… 』

流川の精子はとっても美味しい

それでも、貰いすぎて精力が薄まったら困るし、私とスるといつも以上に疲れると思う

……なんて言えば分かってもらえるかな

『私だって流川がいいけど、そんなに毎回だと迷惑かけちゃうと思うから…… 少し間空けよう？』

「俺は構わない」

まだ折れないか

『とりあえず、今日は大丈夫なの』

「嫌だ」

『 ……嫌だ、って』

こんなに頑なに…

最初に私が手を出したのが悪かったと思うけど、匂いに惹かれて止められなかった

『明日、お願いしてもいい？』

手を握って上目遣いで頼んでみた

これで駄目ならもう打つ手がない…

「明日な」

『！？…っ、ありがとう』

頬っぺたにキスをして走って帰った

弄んでるように見えるかもしれないけど違う

色んな人からちょっとずつ貰うのが最適

一人から頂いてるとその人が駄目になる

それは私も困るからサイクルを自分で決めてる

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『流川、ごめん』

「ん？」

『えっと〜〜… 今日は彩子さんと約束があるから、昨日の話、無理になっちゃって… ごめんね？』

「他の男に会う訳じゃないならいい」

『ありがとう』

……約束破っちゃった

このまま会い続けたら流川が辛い思いするかも、私のこと好きになるなんて不幸しかないもん

食料を頂けないのは嫌だけど

彩「流川に告白されてないの？」

『告白はされてません』

彩「好きなのバレバレだけどね
告白されるのも時間の問題なんじゃない？」

『それは困る』

彩「モテるのも大変なのね」

『嬉しいことですけどね
こうやって彩子さんと話すと浄化されます』

彩「そういってくれると嬉しいわ」

女の子って柔らかい匂いがするから好き

自分が欲深いのも見ないで済むから、心が綺麗になるような気がする、この時間が大切なんだ

三「おう、二人で飯か？」

『女子会です』

三「そんな冷たい目すんなよ」

『分かったならあっち行って下さい』

三「あ！？」

彩「ちょっとA！」

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