サキュバス (ページ6)

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case.2 「流川楓」ページ6

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『あっ、んん…っ、それ、すき…っ』

「知ってる」

『やっ… 〜ｯ、また、っ… いく、っ…んﾞ』

何度目の絶頂か分からない

激しく求められることはとても悦ばしい

肌のぶつかる音に結合部から聞こえる水音に喘ぎ声に
お互いの息遣いに……全てに興奮する

「出すぞっ」

『んっ、なかに、ちょうだい…っ、ああﾞっ』

お腹に注がれる熱いのに身体が悦ぶ

ビクビクするモノを搾り取るように締め付ける

蓋をするように動かない流川

その間にキスをくれるから快感が倍増する

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『宮城さん、ちゃんとして下さい』

宮「ちょっとミスっただけだろ」

『目が合った後にミスったので不快でした。なんだか、私のせいでミスったみたいで嫌でした』

宮「淡々と言うなよ」

彩「まぁ、余所見は駄目よね」

『私が可愛すぎるのは仕方ないですけど、ミスするなら一人でして下さい、巻き込まないで』

宮「そんなんあんまりだろ」

宮城さんは私と目が合った後にパスミスした

私のこと大好きなのは嬉しいけど、練習に集中してないのは駄目に決まってる

あ、ほら

赤木さんにだって怒られてる

三「お前ドSか？」

『私、どちらにでもなれます』

三「女はMの方がモテるぞ？」

『そんな事しなくてもモテます』

三「俺はMの方が好きだな」

『三井さんの性癖は聞いてません』

三「俺のこと好きなんだろ？」

『 ……自意識過剰』

三「は！？」

モテるのは仕方ない事

だって、サキュバスはそれが生死に関わる

それでも質が良い精子を求めてるから、誰でもいいっていうのはちょっと違うかな

三井さんも魅力的だけどね

彩「あんた涎垂れてるわよ」

『あ、お腹空いちゃって』

彩「飴ちゃん要る？」

『彩子さんって女神ですよね』

彩「真顔で… あ、ありがとう」

飴ちゃんで空腹は紛れないけど嬉しいの

その優しさが嬉しくて身に染みる

「昨日、食っただろ？」

『ちょっと変な妄想しちゃっただけ』

「足りなかったのか？」

『 ……そうかもね』

「じゃあ、今日もやるよ」

『今日は大丈夫』

違う人と約束してるから

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