サキュバス (ページ49)

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case.10 ページ49

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藤真 side

その言葉に欲深く輝く眼

期待に満ちた表情で背中に腕を回される

膝裏に腕を通して上から突くと依がるように唇を重ねて、くぐもった声を無視して快感を求める

『ぅぐっ… んん、んむっ…ｯ』

腰に回った手で撫でられる

そこまで精子が欲しいのか… と興奮して腰を進める

唇を離して口内に指を入れると舌で掬われる

「喉も好きだろ…っ」

『んむ、うん…っ、ううっ、んんﾞ』

目に溜まった涙が流れ落ちる

イき続ける中に逆らって突き上げる

ビクビク震える身体に力が入ってない腕で髪を撫でると、思わず笑みが溢れてしまう

……食に貪欲で愛くるしいなぁ

『なかに、ちょうだい…っ、はやく』

「ちょっとは、まてよ…っ」

『んん、もう、むり…っ、ほしい、の』

Aの唾で塗れた指を蜜芽に当てる

すぐにその手を遮られるが力が足りずに刺激される

『むり、おかしくなる、だめ…っ、んぁ』

「誘ったのは、そっちだぞ」

『ひゃ…っ、──ｯ！』

上体が仰け反り、声が詰まる

ガクガク震えながらも俺を受け入れて離さない

そろそろ限界かと欲を吐き出す準備をする

『ん、はっ… やっ、だめ…っ、しぬ…っ』

「中に、出してやるから…っ」

『あっ、はやく…っ、なかに…っ』

中に出す

その言葉で気を失いそうだったのが元に戻って、また懇願する目にドクンと血が昇る

腰を持って律動すると逃がさないように巻き付く尻尾

それと同時に足も絡ませて、両手を伸ばしてキスをも強請るA

『ん、ちゅー…っ、んん』

ドクドク溢れる愛液に自身が絡まって、恥骨と恥骨がぶつかって激しさを醸し出す破裂音

俺まで頭がクラクラして来た

"パンパンパンパン"

『んぁ…っ、けんじ、いっぱい、だして…っ』

"グチュグチュ"

「零すなよ…っ」

"ギシギシ"

Aの甘い香りにずっと耐えられていたのに、絶頂が近付くに連れて理性が保てなくなる

「だすぞ…っ、A 」

『うん、けんじ…っ、だして』

「うっ… 」

脱力感からAの胸に倒れ込む

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