サキュバス (ページ46)

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case.10 「藤真健司」ページ46

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藤真 side

部屋の窓から手を振る物を見た

小さな角に大きな羽、赤い目に長い尻尾、一見は裸体の女性のような形をしている

……何故、手を振ってる？

そして窓をドンドン叩かれる

『初めまして！私、A！』

「どうしたんだ？」

『あなたの精子を貰いに来たの』

「は！？」

『良い匂いがするの！その匂いを頼りにここまで来たんだよ！』

部屋に入るや否や意味の分からない事を話す

良質な精子を求めて飛んでたらここを見つけたらしく、お腹が空いたら恵んで欲しいとお願いされる

食料が男性の体液らしい

裸のままだと可哀想だと思いタオルを掛けてやる

『あ、お名前は？』

「健司だ」

『健司、お願い…っ！私、ご飯食べなきゃ生きてけないの…っ』

「精子なんて、どうやって」

『健司はセックス好き？』

「好きって… はぁ」

『嫌い？』

男で嫌いな奴なんて居るのか？

それでもこんなに直球で聞かれると吃ってしまう

「 ……嫌い、ではない」

『！？！？ …っ、本当！？セックスで中出ししてくれれば私が喜ぶよ！』

「んなっ」

『口でもいいよ！』

Aから次々と発せられる言葉に衝撃を覚える

女の子からこんな卑猥な言葉を聞かせられると、どうしていいのか分からなくなって黙り込んでしまう

……艶やかな肌に生唾を飲む

触れたいと思ってしまう程に魅惑的だ

『セックスする？』

その言葉に頷けば、Aの顔が輝いた

ベッドに押し倒されて掛けてたタオルが床に落ちる

『いっぱい出してね？』

無邪気に見える笑顔でもどこか妖艶で、キスを受け入れると舌を掬われ喉が鳴っている

唾液を飲み込んでる？

服を脱がされ全身に唇が這う

長い尻尾がゆらゆら揺れてるのが視界の端に映る

……期待してるんだな

『やっぱり、いい匂い…っ』

硬くなり始めたソコに舌舐め刷りして咥えられる

いつもこんなに勃つの早かったか？
……なんて、疑問に思いながらも凄く気持ちいい

ジュボジュボと音を立てながら扱かれる

喉の奥まで咥えながら尻尾と同じく、腰も少しずつゆらゆら揺らして楽しそうな雰囲気まで感じる

『んっ、きもちい？』

頭を撫でて応えると猫みたいに喜ぶ

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