サキュバス (ページ39)

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case.8 ページ39

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神奈川に帰ってから二人で慰労会

食材とお菓子とジュースを買ってDVDを借りて来て、ちっちゃいけどパーティー感覚で楽しい

また来年に向けてすぐ頑張らなきゃだし

「牧さんも誘えば良かったのにな」

『牧さん、今日は用事があるから』

「そうなのか」

『二人じゃ不満？』

「そんな事ねぇよ」

宗ちゃんも清田も牧さんと付き合ってると思ってる

付き合ってるとも付き合ってないとも言ってないけど、聞かれないから言わなくていっかってなってる

……牧さんと私は、所謂セフレだ。

聞かれなくて救われてるよね

「一人で食うと悪い気するな」

『ふ〜ん… そう？私、食べてる姿見るの好きだから大丈夫だよ？』

「料理得意なのが不思議だな」

『モテる為の自己本能なんじゃない？』

「そっか」

『急に落ち込まないでよ』

「落ち込んでねぇよ！」

『後で、清田がご飯くれるでしょ？』

その言葉に照れる姿が可愛いの

最近人気な映画のDVDだけど興味が無さすぎて、清田の手を握ったり頬にキスしたり胸を押し付けたり、じーっと真剣な顔を見つめたりしてたら叩かれた

清田が見たかったやつだもんね

でも、私だってご飯欲しいのになぁ〜…

肩に頭を預けて清田の指先で遊んで時間を潰す

「あ〜っ！もう！分かったよ」

『え、終わるまで待つよ？』

「待てねぇんだろうが」

『映画は？』

「明日でもいいよ」

『本当にいいの？』

「 Aはまだ食ってないんだもんな…… 悪かったな、俺の事ばっかで」

頬に触れてキスしてくれる

清田とエッチはした事ない

いつも口から私本意で精子を貰うだけだから、キスされるだけで驚いてしまった

『エッチ… するの？』

「なっ、そんな…っ、エッ、ち、は… 」

『無理強いはしない』

「 ……Aが決めてくれよ」

『私はセックスしたいよ？』

「じゃあ、シようぜ」

顔を赤くして俯く清田の手を引いてベッドへ

自分の服を脱いで触らせるように導く

一度は狼狽えてたけど、徐々に自分の意思で触れて、身体中を覚えるみたいに隅々まで知られる

気持ち良くて清田を見上げると瞳が熱を持ち出す

『清田も、脱いで？』

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