case.6 ページ30
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沢北 side
あれから何回出したか分からない
いつまでも冷めない熱をAちゃんにぶつけ果てる
それを繰り返して頭が真っ白になってきた
もっと… と強請られれば血液が沸騰する
『 うっ… おなか、いっぱい… ああっ 』
「 はっ、でる…っ 」
そこで記憶を手放した……
···
『 おはよう 』
「 あ、おはよ…/// 」
『 身体は大丈夫? 』
「 え、特には 」
『 あはは、そうだよね! 栄治は、体力も精力も有り余ってるもんね! 』
「 そうなの!? 」
『 うんうん 』
まだお互い裸のままで話してる
シャワー借りるねってそのまま走ってく姿に、息子が反応して慌てて押さえる
あんだけヤッたのにまだ元気になんのかよ
『 学校行こっか 』
「 ……今日は休みだぞ? 」
『 え、そうなの? 』
「 部活だけだ… それより早く服着てくれ 」
『 あっ! それでソコ押さえてるんだ!
よいしょ…… ごめんね、服着るの慣れてなくて 』
思春期の男に女の裸体は駄目だろ
人間とは全くの別物なのか?
『 ね、私のこと好き? 』
「 え… なんでそんな… 」
『 色んな人間に告白されて全部断ったんだけど、私は栄治にだけ好かれればいいから聞きたいの 』
期待で輝く目に惹き込まれる
まだ会って間も無いのにずっと一緒だったような錯覚
きっと夢で逢ってたからなんだろうけど
……好きにならない方がおかしい
「 好きだ、多分 」
『 多分なの? 』
「 いや… 好きだ、大好きだ! 」
『 本当!? 』
わ〜い! って喜ぶAちゃん
猫みたいで可愛い
一緒に飯食ったりは出来ないのは分かってるけど、それよりも楽しい事を教えてやりたいな…
『 これからもよろしくね? 』
その言葉に " セックス " を連想してしまった
「 おう…っ/// 」
『 あっ、照れた 』
「 照れてねぇよ! 」
『 変な妄想しちゃったんでしょ 』
「 してないって! 」
『 もう変態♡ 』
「 止めろって! 」
『 変態さんの方が好きだよ? 』
「 えっ 本当か? 」
『 栄治だけね 』
逢いに来てくれて、ありがとな
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作者名:さとみ | 作成日時:2022年12月24日 23時