サキュバス (ページ15)

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case.3 ページ15

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『はぁ〜… お腹いっぱ〜い♡ 』

「それは良かった」

『ご馳走様、部活に行こっか』

「だな」

部活前にご飯くれるから元気に臨める

もしかしたらリョータくんは疲れてるかもだけど、ちゃんと部活してるから尊敬している

体力あるんだね… 本当に凄い…

三「好きなタイプはどんな奴だ」

『それ聞く意味ある？』

三「あるだろ！？俺はあんの時から真剣に考えてんだ！」

『 ……お断りしましたけど？』

桜「まだ諦めてねぇのかよ」

「本気で付き合えると思ってんのか？」

三「諦めねぇ気持ちが大切なんだよ」

『その気持ちは尊敬するけど…… 復活したばっかりなんだから集中して下さい』

三「な…っ」

桜「そうだぞー」

「集中しろー」

三「お前らっ」

そろそろこのアプローチ終わらないかな

好きな気持ちは素直に嬉しいけどたまに面倒くさいから、断ったら、はいそうですかって聞いてほしいね

付き合うなんてメリット無さすぎて考えられない

都合いい時だけご飯をくれる人

……そういう人が私が求めてる人材

そして、質が良ければ尚良！

この間の仙道さんって人とっても良い匂いだったから少しくらい恵んでくれないかな〜… なんて

流「涎」

『あ、恥ずかしい』

流「汚ぇな」

『そんなこと言わないでよ』

流「ぐふふって涎垂らしてたらキモいだろ」

『え、そんなだったの？』

流「たまにやってるぞ」

『やってる時言ってね、直すから』

普通に知らなかった

そんな気持ち悪いことしてたなんて恥だ

見られてたのが流川だけで良かった

「好きなタイプはどんなだ？」

『 …リョータくんも気になるの？』

「気になる」

『リョータくんみたいな人だよ？でも、サキュバスだと付き合わない方が楽なの…… 大切な人を傷つけたくないし、ね？』

「お、おう…/// 」

帰り道に照れたリョータくんの手を繋いだ

子供みたいな反応にキュンキュンして可愛すぎて、元気がなくても笑顔にしてくれるの

……そして、ご飯をくれる童貞くん♡

あぁ、素敵

「え、涎… 」

『！？！？ごめん、嫌いにならないで！』

「はは、なんねぇよ」

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