検索窓
今日:2 hit、昨日:14 hit、合計:16,755 hit

ページ10

·







「 それ先生に出すのか? 」



『 え? 何か問題? 』







問題?




進路希望の紙にはデカデカと



冴のお嫁さん♡





………マジか








「 怒られてこい 」



『 なんで怒られる前提?! 未来あるプロサッカー選手のお嫁さんだよ!? 大学行くより安泰 』



「 はぁ… 」








スキップで出しに行くと、思ってた以上の怒号が聞こえて、とぼとぼと席に戻ったA







「 言ったろ? 」



『 書き直せ、だって 』


「 当たり前だろ 」




『 ん〜っ!…っ、マッキーで書いちゃった 』







そうですよねー。

そんな必死に消しゴムで擦っても消えるわけないですよねー。



馬鹿なのか!

涙目でこっちを見るな!







『 お嫁さんという夢は消せない 』



「 決まった… みたいな顔すんな。 いいから、新しい紙もらってこい 」









ここまで兄ちゃんへの気持ちが強い姿をずっと見て来たから、メンタルは鍛えられた……と、思う





新しい用紙を机に置いて、じーっと俺の方を見てる





「 何? 」


『 凛の見せて 』




「 なんで 」

『 参考にさせてもらう! 』



「 なんねぇよ 」


『 凛は私と離れてもいいの!? 』



「 んな…っ 」



『 隙あり! 』
「 あ! 」






『 ……サッカー推薦? 』



「 まぁ 」



『 凛まで私を置いて行くんだね!! ずっと一緒だと信じてたのに冴にも裏切られて凛にも…っ 』








ズキっとした


さっきはキュンとしたのに、Aの一挙手一投足で俺の心はこんなにも簡単に動くのか




机に突っ伏して泣く頭を撫でてやる







『 みんなして私を置いてくのねぇぇえうぇぇえん 』




「 置いてかねぇよ 」

『 え? 』



「 さっさと書いて提出しろ 」








その場を後にして部活に向かった






暫くして現れたAは元気になってた






『 凛ー! 』


「 ちゃんと書けたのか? 」


『 ううん、家でよ〜〜く考えろって 』



「 そうか 」


『 そんな事はどうでもいいの! さっき冴からLINEが来て、デートのお誘い♡ んふふ 』









Aのスマホには────








お詫びにご飯でも行く?









「 デート? 」


『 うん♡ 』




「 ……はぁ 」


『 よーし! やるか! 』







Aの機嫌は兄ちゃん次第







『 凛! 集合だよ! 』









デート… ねぇ









·

・→←将 来 の 夢 ( 凛 × 冴 )



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (33 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
84人がお気に入り
設定タグ:ブルーロック , 凪誠士郎 , 糸師凛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

さとみ(プロフ) - なっとう。さん» う、うわぁ… 嬉しすぎますぅ😂💕 ありがとうございます! (6月25日 1時) (レス) id: 562f4fc689 (このIDを非表示/違反報告)
なっとう。(プロフ) - す、好きです〜!めちゃめちゃ面白いし、本当に天才!応援してます! (6月23日 22時) (レス) id: f9924e37b0 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:さとみ | 作成日時:2023年3月9日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。