うさぎとくまのイチャイチャ日記【2】

・ ページ37

「亮ちゃん、ねぇ亮ちゃんってば。」





さっきは間違えてもうたから敢えていっぱい名前を呼んでみる作戦に出たんやけどあんまり効果なし。



呼び間違えられて拗ねてる亮ちゃんは子供みたいで可愛いんやけど、それと同時になかなか頑固やからめんどくさいっちゃめんどくさい。



まぁ確かに俺も亮ちゃんに「なぁ章ちゃん」とか呼び間違えられたら嫌やもんな…。




でも、そろそろ機嫌直してくれへんかなぁ。





「なぁ亮ちゃん、そろそろお話しようよ…。間違えたんはほんまに反省してるから。」





上目遣いでちょっと甘えたような、寂しそうな声を出すと案の定亮ちゃんは「ぅ…お前その顔やめろや。」と顔を赤くした。


亮ちゃんはこういうあざとい感じに弱いからな。



亮ちゃんの扱い方で俺の右に出るもんはおらんと思ってる。





「なぁ、許してくれる…？」


「…次間違えたらお仕置きや。」


「えぇ、亮ちゃんのお仕置き怖いわ。」





許してくれたお礼に、頬にチュッてキスするとジワジワと顔を赤らめた亮ちゃんが可愛かった。





(あぁもうあざといほんま！あれで全部許してもらえるって思ってるところも含めて！結局許してまう俺も俺やけど…！あいつは小悪魔や…。)





fin.

Sweet→←こあくまさん

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