たまには砂糖でも。Part2

塩31 ページ32

「？なに？」

早くこのバナナ、食べたいんですが。


JG「や、お茶でも飲まね？」


「え、あ、うん。」


バナナを早く食べたかったけど、久しぶりだし、と同席することにした。


「私、じゃあ、コーヒ……いや、お茶で。」


JG｢えー！お前コーヒー好きじゃん」


「妊娠してるの！」


JG「そうだったそうだった。」


ジュンギュくんのボケを必死に拾いながら、会話をする。

モテるだけあって、優しいんだなぁ……

フォークを落としたら素直に定員さんに行ってくれるし、さっきも店に入る時、自然にドアを開けて待っててくれた。


いや、ただ女慣れしてるだけ？



そんなことを考えながらたわいもない話で盛り上がる、私とジュンギュくん。



「へー、そんなことあったの？」

ついに、修学旅行の話へ。

グループが違って知らなかったけど、ジュンギュくん、女の子の部屋行って次の日の自由行動、出来なかったんだ。


ちょっと嬉しいかも()モテモテの罰だわ！


「で、？どうなったの！？」


なかなか面白くて、つい前のめりに話を聞いていた＿＿


ポンッ

YG「お前、何してんの？」

頭に何かが置かれ、振り返ってみると、激おこユンギさん。


「え、、、と、、、」


JG「あ！TBSのシンギさんじゃーん！本物だー！」


ん、？色々違うぞジュンギュくん。


YG「は？BTSだし、ユンギだし。


こいつ誰？何堂々と浮気してんの？」


なんて怒ってる。


「浮気って……ジュンギュくん結婚してるよ。子供いるし……」


嫉妬してくれたんだ……嬉しっ！


と呑気ににやけてると、バシッ、と落ちてくるげんこつ。


「っ！いったぁ！」


ほんと手がげん知らないなぁ。



YG「ふーん、子供いんのか……


色々教えてくんね？」

と、さっきの嫉妬は嘘のように子育ての話に移りジュンギュくんと、すっかり話し込んでしまった。
、

しかし、未だに頭にては置かれたまま。


ドキドキしすぎて……心臓が破裂する……


殺す気？？

私がようやく解放されたのはジュンギュくんの嫁が来た時だった。







……「なんかバナナ買いに行くけだなのに、すっごい疲れた……」


帰り道、繋がれた手を振り回しながら並んで歩く。


YG「いやー！いい話聞けたわー」


あんなに話すユンギ、珍しかった……



それだけ楽しみなんだね。



赤ちゃん、早くおいで！パパもママも待ってるからね！

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