たまには砂糖でも。Part2

塩21 YG ページ21

YG「ヒョン、おれ、Aに呼ばれてるんで帰りますわ。」



ジニヒョンにそう伝え、事務所を後にする。



JN「えー！！Aちゃんちー？いちゃいちゃすんなよー！、！」


ヒョン、後で1発蹴らなきゃですね。



YG「何だろ。珍しーなぁ…Aから誘ってくるって。」



Aから誘ってくれた、という嬉しさの反面、

何か嫌な話だったらどうしよう、という不安が渦巻いている



Aの家に近づく度、早く行きたい、早く会いたい、という気持ちと、もう少しAのうちが遠かったら良かったのに、という気持ちが喧嘩する。




そんな悶々とした気持ちのままAの家についてしまった。



YG「…はぁ」


期待と不安の入り交じったため息を落とし、インターホンを押す。


「はぁーい！」

家の中からAの声が聞こえてくる。



ガチャッ




「寒かったでしょ？入ってー」


良かった。笑顔だ



だけど、その笑顔に少し違和感を感じたのは気のせいか？




Aに出されたココアを啜りながら、そんなことを考える。








「ユンギ…大事な話がある。」




ちょこんと正座をして可愛いなぁ、なんて見つめてたのに、そんなことを言い出すから正直、焦った。




YG「何…？」


俺は、こんな時も平静を装ってしまう。



別れ話をされるのかと言う不安で、心臓がバクバク音を立てる。



だけど、Aが告げたのは予想だにしない事だった。









「私、妊娠してるの。」






え、？


頭が働きを停止した。

塩22→←塩20

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す