激流葬【轟焦凍】 (ページ3)

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轟side

「ニュースです。昨日未明またもや雨が降らなくなる事件が起きました。」

炎司「……ﾁｯ…」

轟「おい、邪魔だ。テレビの前に立つんじゃねぇ」

炎司「何だその口の聞き方は！！？大体いつまで反抗期のつもりだ！？」

うるせぇ。

このクソ親父は同じことしか言えねぇのかよ。

クソ親父のうるさい説教よりニュースの言葉が気になった。

「いやー昔もありましたよね！水が無くなるのって！！」

「あれは元プロヒーローの涙さんのせいですよね？」

轟「？昔にもあったのか？？」

炎司「……あぁ、涙の個性は水を操作することだ。」

轟「へぇ…」

冬美「その人とは知り合い？？」

炎司「同級生なだけだ。
それに元プロヒーローだ。個性を知らないわけないだろ。」

冬美「いや…何年も前に引退した人のこと覚えてるなんて珍しいなって…」

「現在調べによりますと、元プロヒーロー涙さんの娘に原因があるとして調査を進めています。」

轟「……娘に？」

何故かそれが気になった。

国の半分も覆わなさそうなでけぇ台風をすぐに取り込むなんて

轟「……どんなやつなんだろう。」

少し興味が湧いた。