大切な人を守りたい【男主】 (ページ20)

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NO.18 ページ20

春斗「さっきは、なっちゃんを守ってくれてありがとう。」

ギロ「べ、別に助けた訳じゃない！た、ただ夏美を…///。それに貴様に礼を言われる筋合いはないぞ！」

春斗「はは、確かにそうだね。でも、なっちゃん…妹を助けてくれたのは事実でしょ？兄としてお礼ぐらい言わせてよ」

ギロ「ふん…今日だけだからな」
ギロ『兄としてか…』

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モブ「いい加減に…しなさーい！」

と、女の人がツッコミをしその漫才は終わった。

モブ2人「「し、失礼しましたー！」」

客の盛り上がりがその漫才の結果を示している。先ほどの2人の結果は言わずも分かるだろう…

夏美「なーんや！皆大した事あらへんな！」

小雪「夏美さん自信たっぷりですね！」

夏美「関西弁のおかげや！大したもんやな！優勝はもろたも当然や！」

自信満々に言いながらたこ焼きを食べる

その裏では
ケロ「ゲロゲロ…そうはいきまへんがな」

方言コントローラーを片手に何か企んでいた。

司会〈そんなら次いってみるかー！エントリーナンバー9番！小雪小夏の二人だわ！〉

2人「「どーもー！」」

夏美「小夏でーす！」

小雪「小雪でーす！」

メディ「ふぅ…なんとか間に合いました」
後片付けを終えたメディディがアンチバリアを作動させ、日陰で夏美と小雪の漫才を休憩も兼ねて見守ることにした。

夏美「それにしても世の中不景気でんなぁ…」

小雪「ホンマでんなぁ！」

夏美「責任者出てこいっちゅうねん！」

ケロ「ゲロゲロリ…」

またもや、ケロロは方言コントローラーを手に持ちダイヤルを夏美に向け西から東へと変えた。

夏美「小雪さんは、近頃儲かっていらっしゃいますか？」

小雪「どわっ…！？ぼ、ぼ…ボチボチでんなぁ〜！」

メディ「…？」
いい感じの夏美達の漫才で突然夏美が標準語に戻ったことに戸惑いを通り過ぎて困惑した。

関西弁ではなくなり標準語になったことに夏美は勿論、小雪も一緒に焦ったが小雪の咄嗟のフォロー？でなんとかいけたが…

ケロ「さらば！関西弁！」

小雪「どうしたんですか？夏美さーん！」

夏美「ど、どうしよう…標準語に戻ってて…関西弁が出てこ…ナイチンゲール」

親父ギャグを言ってしまい、盛り上がっていた観客は沈黙へと変わった。

冬樹「やっちゃった…」

メディ「…」
冬樹は小さく呟き、メディディは心配そうにただただ見るしか出来なかった。

𝙉𝙚𝙭𝙩☆