大切な人を守りたい【男主】 (ページ19)

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NO.17 ページ19

春斗「あ、なっちゃん！おーい！」

春斗は夏美を見つけ手を振った。

夏美「春兄〜！あれ？メディディは？」

春斗「あぁ、メディディならさっき吹っ飛んだケロくんのところに行って僕が代わりに荷物番になったんだよ」

夏美「そうか…メディディには悪いことやってもうたなぁってそれよりどないしよ〜相方なしじゃどうにもなりまへん」

春斗『なっちゃんなんで関西弁？』

妹が急に関西弁を喋り出したことに戸惑ったがケロくんだろうと思い言うのをやめた。

小雪「夏美さ〜ん！」

夏美「こ、小雪ちゃん！？わ、私だって分かるん？」

小雪「はい！匂いで…ん？」ｸﾝｸﾝ

小雪は近くに夏美でも冬樹でもない夏美にとても近い匂いを感じた。

春斗「なっちゃんのお友達？」

小雪「東谷小雪です！よろしくお願いします！」

春斗「あぁ、君が東谷小雪ちゃん？最近、吉祥学園に転校して来た子でしょ？僕2年A組の副担任でもあるから名前は覚えてるよ。僕は日向春斗。なっちゃんとふゆくんの兄です。これから学校でもよろしくね！」

小雪『夏美さんに近い匂い…』

小雪は夏美ほどではないが春斗に好意的(恋愛ではない)な感情が芽生えた

小雪「はい！よろしくお願いします！それじゃあ、話しを変えて夏美さん、相方…私にやらせてください！」

夏美「え！？」

小雪「こう見えても面白い話し得意なんですよー！」

夏美「ホンマ！？」

小雪「はい！」

そんな2人の会話を間に1人困惑した顔の春斗

春斗『相方？面白い話？？』

春斗「まぁ、荷物は見とくから友達と楽しんでね〜」

夏美「おおきに！春兄！」

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[しばらくして…]

ギロ「……すまん…あー、夏美。こんなギャグを考えてみたんだ。どうか汝の敵を…アイス！」

春斗「……。」

少し溶けたアイスを渡そうとしたが反応がないので目を開けると
夏美…ではなく日向家長男。日向春斗がそこにいて、申し訳なさそうな顔をしていた。

春斗「え〜…と…なっちゃんじゃなくてごめんね？」

ギロ「ちっ…こんなところで何をしている…夏美はどうした」

ギロロは夏美じゃなかったことに不機嫌になった。

春斗「僕は荷物番でココにいるよ。なっちゃんなら、さっき水着美女漫才コンテストってところに行ったよ。もう、始まっている頃じゃないかな？」

ギロ「ふん…そうか」

春斗「あぁ、それと…」

ギロロが夏美のいる漫才コンテストに向かおうとしたところを春斗に呼び止められた。

𝙉𝙚𝙭𝙩☆