No.15 ページ17
ギロ「失せろ!変態地球ペコポン人め!」
ナンパ「………」
ボロボロの状態のナンパ男を無視してなっちゃんの所へ戻って行った。
夏美「あ、ありが東海道新幹線…」
ギロ「ギャァァァ!!俺の知ってる夏美は!そんなくだらない親父ギャグを言う!女じゃないー!」
夏美「あっ……あぅ…」
僕はそんなやり取りを影で見守っていた。
『僕も行きたかったけど、なっちゃん…いつの間にかあんなに強くなって…それに…』
ギロくんが走って行った海を見た
『なっちゃんを守ってくれてありがとう』
「さて…」
ナンパ「お姉ちゃん強いね〜さっきから見てたけど、どう?俺と遊ばない?俺鍛えてるから筋肉には自信あるんだよ〜」
夏美「……ꐦ」
ナンパ「無視しないでさぁ〜」
男がなっちゃんの腕を掴もうとした
「人の妹に何してるんです?ꐦ」
僕は静かにキレた
ナンパ「妹ってことはお兄さんですか〜!」
なっちゃんは僕が来て笑顔になった
「さっきからやめてください。妹が嫌がっています。」
なっちゃんが縦に首を振った
ナンパ「はぁ?いくらお兄さんだからって話の邪魔すんなよ」
「ハァー…なっちゃん先行っててすぐ行くから」
なっちゃんが遠くに行ったことを確認した
ナンパ「お前さっきからなんだよ!なめてんのか!?」
男が僕目掛けて、パンチしようとしたが僕は瞬時に軽く避け男の腕を掴み手首を外側にひねった。
ナンパ「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!!」
腕を掴んだまま痛みに立っていられなくなってしまった男
『流石、二カ条よく効くなー』
「もう、これに懲りたらナンパしないことです。妹にも、他の人にも迷惑をかけないこと。いいですね?」
男からの返事を待っていたら、顔を上げるなり僕の顔を見て小さくブツブツと何か言っていた
ナンパ「…さい」
『?』
ナンパ「貴方のその強さと優しさに惚れました!弟子にしてください!あと、顔がタイプです!」
男が土下座しながら言ってきた
「え?いや、タイプとか聞いてないんだけど…」
『それより先に行ったなっちゃんのところに行きたいし、この人…このままでいっか…』
そして、僕は男が伏せている間に静かに去った
ナンパ「俺は貴方に負けました!俺は俺より強い人をずっと探していました!お願いします!俺を弟子に…っていない!?」
周りを見ても春斗の姿はなかった。
ナンパ「まるで風のような人だ…諦めませんよ!絶対に見つけて弟子になってやる!」
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作者名:よっちー | 作成日時:2023年1月8日 5時