【東リベ】半間くんのお気に入りは三ツ谷くんの幼馴染【男主】

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着替えられたのは良いんだけどさ三ツ谷くん。朝ご飯は食べたくないよ？？



綺麗に並べられたお皿と、その上に乗っている、多分一般的には美味しそうと言われる食べ物。




「はぁ…給食は残しても良いから。」




今溜息付いた！？聞こえてるよ三ツ谷くん…



我が家に常備してある三ツ谷くんのエプロン。後ろから紐を解いて悪戯する。




「食べたくなーい」




それに気付いた三ツ谷くんは怒りながら紐を結び直して、食わないなら食わせるからな？って脅してくる。




「良いもん！出来るものなら…んむ」




途中でパンを口に突っ込まれる。まだ喋ってたのに、途中で突っ込むなんて酷いじゃないか。

三ツ谷くんも俺も立った状態なんだから、上向かないと食べられないじゃないか！詰まらせたらどうするんだよ！




「んー！ん！」




必死に抗議するけど、三ツ谷くんは固まっている。


うが、辞めて、押し込まないで。喉喉！！




「ん！！」




三ツ谷くんのイジワル！！

腕を掴んで抵抗するものの、三ツ谷くんの方が力が強くて勝てない…




「ふぁへう、ふぁへうはら(食べる、食べるから)！」




降参だよ三ツ谷くん！だから離してよ！

ぺちぺち腕を叩くと、伝わったのか手を離してくれた。なんだかんだ言って優しい所、超好き！

しょうがないから、パンだけは食べてあげる！！









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三ツ谷side




ひょっこりと顔を覗かせるAを手招きしてこっちへ呼ぶと、ててて、と小走りに此方へ来る。可愛い。


並べた皿と、俺を交互に見やる。

あぁ、食べたくないんだろうな。

理解したし、Aがそう思ってしまう理由も知っている。

けど。




「はぁ…給食は残しても良いから」




いつもは3口くらいは食べさせている。それを食べなくていいと言っているのだから、朝食のパン1枚くらいは食べて欲しものだ。




「食べたくなーい」




後ろにつんのめる感覚があった。大方、Aが紐でも解いたのだろうと手で確認する。

大当たり。

Aの考えてる事なんて、俺には筒抜けだ。



それで、できるものならやってみろと発破掛けられるんだろう。パン装備。




「んむ」




大丈夫だと思ったケド、これ、思ってた以上にやばいかも。

俺だって健全な男子中学生だぞ？

可愛い。




「んー！ん！！」




多分抗議してるんだろうけど、今の俺にはそんなの伝わらん。

可愛い。




「ん！！」




うわ…かわい。





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