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廉「Aちゃん、入ってきてー！めっちゃ良い感じやからびっくりすると思うわ」
「失礼しまーす」
一瞬で目を奪われた。
平野くんは
黒を基調とした地模様の入ったロング丈のジャケットに
深紅のカラーシャツを合わせ
細い黒のネクタイを締め
細身のパンツを合わせたスタイル。
海人は
同じ地模様の入ったショート丈のジャケットに
芥子色のカラーシャツを合わせ
細い黒のネクタイを締め
細身のパンツを合わせたスタイル。
廉「ほんま俺天才やな」
「永瀬さん流石ですこれは」
海「Aちゃんどう？」
「まじでいい。写真撮って額縁に入れて飾りたい。」
紫「え！撮っていいよ！Aちゃんの家に飾っておいてよ」
「っていうたとえね？」
紫「うぉい！すげぇ期待しちゃったじゃん」
「とりあえず社長に見せないといけないから写真は撮らせて」
海「おっけー！どうせならかっこつけて撮ろ」
スマホのカメラを向けただけなのに、レンズを向けられた彼らは異様な耀き方をする。
スマホの画面越しなのに、その視線に射抜かれる。
普段ぽやぽやしている海人も重たい前髪の隙間から色気を携えた視線をこちらに向ける。
その隣にいる平野くんの、こちらを少し嘲笑するような口角を上げた笑みに思わず胸が鳴る。
シャッター音の合間で唇をなめるその舌に釘付けになるのは何故。
「…うん、これだけ撮れば大丈夫」
紫「おっしゃぁ終わったー！！海人あっちで早く着替えようぜ」
楽屋のすみで早くも着替え始める姿は、少しずつ慣れてきたとはいえ心臓に悪いわ。
廉「Aちゃん、さっき写真撮りながら見惚れてたやろ」
「え？」
廉「自覚なしか…傍から見たらバリ分かりやすいで。
まぁ自分の担当してるタレントにそこまで惚れ込めるってある意味才能やし、マネージャーとしての天性備わりまくってると思うけど、あんまり深入りしすぎん方がええよ」
「深入りってどういうことですか？」
廉「タレントとマネージャーは、互いが線を越えないことでバランスを取れるってことやな。
線を越えてダメになっていった奴らを見てきてるから、Aちゃんたちにはそうなってほしくないわけよ。
俺がAちゃんのこと気に入ってるとか関係なしに、大事な後輩には辛い思いしてほしくないからな」
「そうですね、大丈夫だとは思いますけど、気を付けます」
この永瀬さんの懸念がまさか現実になるなんて、この時の私は思ってもいなかった。
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ななみ(プロフ) - 一気に読ませていただきました。もう続けが早く読みたい！に、尽きます！更新楽しみにお待ちしております。 (2019年11月24日 13時) (
レス) id: 56b007f690 (このIDを非表示/違反報告)
shokun82(プロフ) - 甘いの大好きなんでニヤけました。これから楽しみです (2019年11月21日 23時) (レス) id: e323144fab (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - けーぽさん» けーぽさん大変遅くなりました！リクエスト書かせていただきました。リクエスト頂きありがとうございます！ (2019年11月20日 18時) (レス) id: d98f60d665 (このIDを非表示/違反報告)
けーぽ(プロフ) - 絢さん» ありがとうございます！じゃあ、さっそく！マネージャーさんが女の子の日でいつもより体調悪くて、貧血とかで倒れちゃうんです！それで、紫耀くんが心配して慌てちゃって、ちょーーーデレッてなるっていう。語彙力なくてごめんなさい！お願いします！ (2019年7月23日 19時) (レス) id: 386d70d567 (このIDを非表示/違反報告)
絢(プロフ) - けーぽさん» もちろんです！リクエストお待ちしております！！ (2019年7月16日 22時) (レス) id: d98f60d665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢 | 作成日時：2019年7月11日 23時
