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壱 ページ2
1000年くらい前に300年くらい生きてただけですよ。
「妾は________」
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妾は、長い間生きてきた。
でももう終わりが近いようじゃ。
呪術師としての仕事もこなしたし、沢山の出会いがあった最初は長い寿命に心が折れたがいざ時が過ぎると案外短い間だったなと思う
さあ今までの世界とは別れの時間じゃ
早くいなくなりたい
目を閉じると不思議と瞼の裏は白く眩しかった。
今まで死という経験なんてしたこと無い
こんなものなんだと関心しながら永い眠りについた。
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目を開くと、何故か赤子の産声が聞こえる
死んだ後はそんな場所に行くのだろうか？
流石にないだろう。と自己完結してしまった
だかその直後体の周りから熱を感じ、抱かれているのだろうと分かった
妾は人に持ちかげられるような体の大きさでは無いはずだが？
あまりそこからの記憶はない。
恐らくあの時から数日、数週間過ぎたのだろう。
色々はっきりは分かるようにはなっていた
どうやら妾は赤子に転生とやらをしたようだ。
出来れば前世の事など忘れたいだから
きっともう使わない呪術を使い自分の記憶を消した。
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作者名：*ru_nn* | 作成日時：2023年11月9日 23時
