誰のこと ページ50
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kento
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その日はたまたま電車に乗って1人で出掛けていた日で 、
流 「 … あれ 、長尾くん ？ 」
謙 「 … 大西流星くん 。」
見覚えのある顔が歩いてくるからじーっと見ていれば声をかけられた 。Aがいつも一緒にいる大西流星くんに 。
両手いっぱいに服のブランドやらコスメブランドの紙袋を持って 、どうやらショッピング満喫中らしい 。
謙 「 1人で買い物 ？ 」
流 「 うん 。長尾くんも ？ 」
って問いにこくりと首を縦に振ると 、綺麗な顔でニコッと笑った流星くん 。
流 「 ランチ 、一緒にせえへん ？ 」
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流 「 ん〜 、ここのケーキおいしいねん〜 、この前Aちゃんとも来た 。」
謙 「 へえ 、そうなんや … 。」
ケーキを口いっぱいに頬張って幸せそうな顔をする流星くんからちょっと視線を逸らせば 、視界に入るのは女子 、女子 、女子 。
流 「 謙杜のカレーも美味しい ？ 」
謙 「 ああうん 、美味しいで 。」
流 「 へ〜 、今度1人で来たら頼もーっと 。Aちゃんと来ると絶対釣られてスイーツ頼んじゃうからさぁ〜 。」
男2人で来るには少々可愛すぎるカフェでのランチは 、なんだかちょっとばかり気まずくて 。一応謙杜 、流星くんと呼び合うことにはなったけど 、Aの友達ってだけで特に仲良くはない 。
流 「 … Aちゃんとはいつもどんな話すんの ？ 」
流星くんはほんの少し眉を顰めた 。俺はカレーをスプーンで掬う手を止める 。
謙 「 どんな 、って言うほどの会話は特にないねんなぁ 。Aがペラペラよく喋んねんけど 、なんかいつの間にか言い合いになってて … ああでも 、恋愛の話はよう聞かされる 。」
言うほどの会話じゃないなんて言ったらAに怒られそうやな 、と思ってそう言えば 、流星くんの顔がパッとこっちを向いた 。
流 「 … それってさ 、誰のこと聞いてるん ？ 」
謙 「 え ？ 」
伺うような目線を俺に向ける流星くんの 、質問の意図をよく考える 。
Aが誰に思いを寄せている話を俺は聞いているのか 。誰 、なんて大親友の流星くんなら聞かなくたって分かるはずだ 。わざわざ俺に聞くのは 、
謙 「 …… ほんまに好きで忘れられてない人のことは全く聞いてないで 。」
このことが聞きたかったからだろう 。
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移行しました ！ こっから話のペース上げていきます ！！
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酢飯(プロフ) - みかんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると本当に話を練ってるかいがありますうれしいです（ ; ; ）今パート2の準備中ですので更新少々お待ちください！！！ (2023年1月18日 16時) (
レス) id: bdf2bf0792 (このIDを非表示/違反報告)
みかん(プロフ) - お話がとっても面白くていつも更新楽しみにしてます！❤︎ (2023年1月12日 0時) (レス) @page49 id: d0215ee9fd (このIDを非表示/違反報告)
酢飯(プロフ) - 赤身さん» コメントありがとうございます！嬉しいです〜サクサク更新できるよう頑張ります！！ (2022年8月26日 4時) (レス) @page6 id: bdf2bf0792 (このIDを非表示/違反報告)
赤身 - 最高です！更新楽しみにしてます！ (2022年8月25日 8時) (レス) @page13 id: 7933e3d246 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：酢飯
| 作成日時：2022年8月23日 15時
