寂しさ ページ36
あ「…」
嵐「まあ早い話だけどな…太刀川さんと別れたみたいなんだ」
佐「ええ？！」
時「なるほど…」
木「あり得ません」
嵐「何か原因はあったのか？」
あ「私が風間さんと食堂で食事したのがダメだったみたいでっ…」
嵐「え？それだけでか？」
佐「太刀川さん案外嫉妬深いんですね」
時「でも太刀川さんの場合って…後で後悔しますからね…今頃やばいんじゃないですか？」
嵐「どうだろうか…太刀川さん怒ると怖いからな…」
あ「…私」
嵐「大丈夫だ。ひとまず風間さんが気になるな…どうなってる？」
あ「知らない…そのまま走って追いかけちゃったし…」
嵐「それなら…風間さんにひとまず会いに行くか」
あ「私はいい…少し落ち着きたいからここに居させて欲しい」
嵐「分かった。えっと…迅に連絡しとこうか？」
あ「自分でする」
嵐「よし。ひとまず賢。お前はここに残ってAを見ていてくれ」
佐「はい！」
あ「ごめん嵐山…」
嵐「気にするな！じゃあ行ってくる」
嵐山が部屋から出たら、佐鳥は心配そうに私に駆け寄ってきた。
佐「大丈夫ですか？」
あ「少ししたらきっと落ち着くよ…」
佐「…俺、太刀川さんの様子見に行きます！」
あ「え？いいよそんなの…」
佐「任せてください！！」
あ「あ、ちょっと…」
佐鳥はダッシュで部屋を出た。
部屋を出た佐鳥は太刀川さんが居そうな模擬戦を行うブースへ向かった。
すると明らかにオーラが違う場所があった。
近寄ると自分が不幸になりそうな雰囲気…もしや…
佐鳥はその場所へ近寄る。するとよく知った顔が二つ。
佐「あ、出水先輩！と…太刀川さん」
出「あ、佐鳥か」
太「…はぁぁぁぁ…」
佐「どうしたんですか？」
出「あー何か太刀川さんが変な嫉妬して勢いでA先輩と別れたらしいんだ」
佐「ははっ…」
出「何だよその反応…こっちはこんな太刀川さんと居て病みそうだってのに…」
佐「えっと…まあ知ってるんで」
出「何でだよ」
佐「さっき…えっと…泣いてるAさんと話したんで…」
太「な、泣いてたか…どうしたら良いんだ…俺は…」
佐「と言うか…太刀川さん泣き顔見てますよね？何で今泣いたの知ったみたいに話して…」
出「しっ！佐鳥。太刀川さん結構今メンタル弱いんだから追い打ち掛けんなよ」
佐「はい…太刀川さん。ひとまず俺の所の作戦室にAさん居るんで来ますか？」
太「…ああ」
そして３人で嵐山隊の部屋へ向かった。
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作者名：あかね色 | 作者ホームページ：http://id2.fm-p.jp/653/krbo/
作成日時：2015年7月28日 20時
