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こたつ(志摩) ページ10

Aside




『あれ、どこいったっけ?』


仕事の書類が見当たらない。

明日の会議で使うもので絶対に忘れ物できないもの。

キョロキョロと部屋を探し回るけどどこにもない。

リビングかな?

私室を出てリビングへと向かう。


『あ。あった』


こたつの机の上に置かれたファイルに入ったお目当ての書類。

見つかって良かった安堵しながらこたつに入る。

そういえば一未はどこ行ったのかな。

こたつに入って録画してた刑事ドラマ見てたはずだけど。

トイレ?それともお風呂かな?と考えてると足に当たるものに気がつく。

自分の座る場所と反対側を確認してみると、いつの間にか眠ってしまった愛しい人。


『あれれ、寝ちゃってる』


こたつでぬくぬくして眠って気持ち良さそう。

普段はクールで隙のないような雰囲気の彼は寝顔は幼くなってとても可愛らしい。

そんな彼の姿を自分だけが独占できていることに優越感からニヤけてしまう。


『ふふっ』


頭を撫でたくなって一未の傍にしゃがみ込む。

起こさないように頭を撫でていると、心なしか一未の表情が笑顔になる。


『え、何それ可愛い』


撫で回したい衝動を何とか抑える。

…これなら気づかれないかな?

頬に口付けようと顔を寄せると、一未の目がパチリと開かれる。


志「A…」


驚いて固まっていると、伸びてきた手に捕まり一未の腕の中に捕らえられる。


『え、えっ、え??か、かずみ?起きてたの?』

志「A。…んんっ、好きぃ」

『っ、一未?!』


ふにゃっとした笑顔を向けられ、心臓がバクバクと煩い。


志「…寂しいから、一緒に寝よ?」

『う、うん…?」


おやすみと私のおでこにキスを落とすと、一未はまた寝始めた。


一未のギャップ萌えの破壊力に寝るなんて事は出来るはずもなく、彼の腕の中で悶ている事しかできなかった。

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麻衣(プロフ) - ありがとうございます!またリクエストお願いします!九重と伊吹で主人公を取り合いを描いて欲しいです! (2022年2月20日 16時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
チビ太(プロフ) - 遅くなってすみません。書いてるうちにすごく長くなってしまいました。内容も長編の方で書いた物と似てるような部分があるのは私の想像力の限界です。すみません(T_T) 少しでも満足して頂けたら嬉しいです。 (2021年5月21日 16時) (レス) id: 48dd7ff1ac (このIDを非表示/違反報告)
宮本麻衣(プロフ) - 久しぶりにリクエストです!志摩のお話です。ある日知らない人から謎の薬をもらう。家に帰ってから、使うのを迷ったが、結局夢主に飲ませる。体の異変を感じた夢主が早く寝ようとする。志摩がそれを止め、いつもよりしつこく体を撫でて夢主が欲しがっちゃう話です! (2021年5月11日 23時) (レス) id: 3d47ea81cd (このIDを非表示/違反報告)
宮本麻衣(プロフ) - リクエストにこたえていただきありがとうございます!やはり、思っていた以上に素敵で、読んでいる間はニヤニヤが止まりませんでした笑。これからも頑張ってください! (2021年4月15日 21時) (レス) id: 3d47ea81cd (このIDを非表示/違反報告)
宮本麻衣(プロフ) - リクエストに応えていただきありがとうございます!予想していたよりも最高です!すごくキュンキュンしました!!またリクエストになってしまうのですが、今度は、そのキスの練習をしているところを書いて欲しいです (2021年3月29日 19時) (レス) id: 3d47ea81cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:チビ太 | 作成日時:2020年11月4日 8時

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