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私と彼は席が近かったこともあり仲良くなった
いや、正しくはよく話す仲といったところか
越してきたばかりの彼に教室を教えたり分からない所を教え合ったりといったような
そんな仲だ
そういう仲は意外と続くもので私は彼のことをいくつか知れた
彼には姉がいること
これまでも何度か転校してきたこと
他にもいくつかあるがまあ、良しとしよう
そんなある日
クラスの奴らが言っていた
「ねぇ知ってる？あの森リンタロウ君の事」
「知ってる〜。よかったね〜仲間だよ？みなしごちゃん」
みなしごちゃん
それは私のあだ名だ
そしてその会話で彼とその姉は両親がいないと知った
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