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James「A、君に話があるんだ。」
何故だか知らないがここの所長さんは日本語を流暢に話す。
A「なんですか？」
思わずゴクリと唾を飲み込む。
James「君には２年間日本で活動してもらう。」
思わずワインをテーブルの上に置く。
A「…、え？」
James「HIROからまたUNIT3として活動してみないかと誘いがあったんだ。」
HIRO。UNIT3。どちらも久しぶりに聞いた名前だ。
UNIT3は私が日本にいるときにいたグループ。
HIROさんは私がいた事務所、LDHの所長だ。
そしてLDHには彼もいる・・・。
A「・・・。」
James「僕も最初は断ったんだけどね。そろそろ君も恋しくなってきたかと思って。期限は2年。それまでに売れなかったり君がやっぱりアメリカで活動したいと思ったら戻ってくればいい。」
A「杏彩と芽衣は、・・・、他のメンバーは何て言ってるんですか？」
James「乗り気だそうだ。」
A「・・・。来週の水曜日の朝の飛行機でいいですか？」
そういうとJamesはニヤリと笑って頷いた。
私はこのとき後々この決断を後悔することになるとは思いもしなかった
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作者名：高嶺キュン; | 作成日時：2020年3月4日 20時
