our story (ページ17)

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事務所に戻るとメンバーと紗英が全員俺のことを険しい顔して待っていた。

陣「なあ壱馬、お前こんなやつじゃなかったよな？」

入ってきて早々陣さんにそう言われ何かが頭の奥で弾け気がつけばポツリとつぶやいていた。

壱馬「あほらしいっすね。」

力也「は？」

壱馬「俺からなんも話し聞こうとしないで勝手に進めちゃうんすね。」

翔吾「だって紗英ちゃんが。」

ここまできたら全部言ってしまおう。俺が今まで思ってきたこと。

Aへの償いも込めて。

壱馬「紗英、紗英って俺メンバーっすよ？メンバーの言い分も聞かずにマネの話で俺のこと犯罪者にするんですか？」

rmpg 「！」

壱馬「てかだいたいおかしいって思わないんですか？Aの時もそうでしたよね？あの写真の背景をAに聞こうとしましたか？まああの時は俺もそっち側でしたけどね笑」

rmpg「！！」

壱馬「俺がやったって証拠はあるんですか？」

彰吾「それはっ！」

壱馬「じゃあ聞きますけどAがもし無実だったら？俺が全く関係ないとしていたら？俺もAもあなたたちのこと名誉毀損罪で訴えられるんですよ？」

rmpg「・・・」

壱馬「まあ俺はメンバーのこと家族みたいに思ってきたんでそんなことしませんけど。」

陣「壱馬・・・。」

壱馬「俺が買い被りすぎたんですかね笑」

俺は自嘲気味に言うと悲劇のヒロイン演じてるあの女の前まで行った。

そして胸ぐらを掴むと他のメンバーには聞こえない低さであいつの耳元で吐き捨てた。

壱馬「お前まじいい加減にしろよ？」

紗英「！」

その時だった。

全員のスマホが一斉にLINEを受信したのは。

水を打ったような静けさで誰も動こうとしない中、陣さんがゴクリと唾を飲んでtalkを開いた。