BAD BOYS J ２

No.55 ページ15

STPあじと…


佐「なんでそんなにムキになる？」

司「お前を倒さんと、おれの大事な人が、また傷つく…」

佐「そんなに好きなんか。俺には全然わからん」

司「人はなぁー。自分のためには必死にはなれん…


誰かを思った時に初めて強くなれるんじゃ」

佐「俺はずっと一人じゃ。
人は自分にとって不都合なやつを排除したがる。だから俺はそっちの世界を捨てた…

地獄にしか住めんのんなら、俺はそこを支配する」



極楽蝶が来る…

佐「どうした、かかってこいや！


俺の事が許せんのだろ！」


司「お前がどんな地獄を見て来たか、俺は知らん」

佐「平然と綺麗事を口に出来るような、何もかも恵まれて生きてきたお前に、何がわかる！」

司「われはわしには絶対勝てん…

われには守るものはないが、わしにはあるんじゃ」


「だけど、お前は化け物なんかじゃねー。

傷つきやすい人間の心を持っとる。

お前は俺達と一緒じゃ。なんもかわらん」

佐「一緒にするなぁー」




司「ほんまに、一人もおらんかったんか？

お前の周りには一人もおらんかったんか？」



石本が来る…

石「佐々木さーん。




佐々木さん、俺は。なにがあっても佐々木さんのそばにおるって、約束したけぇー」

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絆って知らないうちにできてる…

ずっと一緒にいたから、絆ができた…

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