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｢かっこいいでしょ〜？この2人がドヨンと同い年で………って、大丈夫？なんか表情めちゃくちゃ固いけど？｣
写真には私がよく見る顔が写っていた。
余りの衝撃に開いた口が塞がらない。
｢あ、うん、ごめん｣
｢ねぇねぇ、この人ってなんて人？｣
私はそのよく見る顔の人を指さす。
｢ヘンドリーだよ｣
｢ヘンドリー？｣
それは私の記憶にあるヘンドリーの姿そのままだった。
｢どしたの？急に、かっこよすぎて何も言えなくなっちゃった？｣
思わず泣きそうになったけど、ましろに話しかけられた事によって何とか涙を引っ込めることが出来た。
｢もう1回グループの名前教えて｣
｢WayV｣
｢NCTなんだよね？｣
｢そう！｣
｢て事はSMって会社のアイドルって事だよね？｣
｢うん、そうだよ？｣
｢私、ここに行く｣
｢へ？どゆこと？｣
ましろは全く理解出来てないようで不思議そうな顔をしている。
｢私、この人のところに行く｣
突拍子も無い事を言っているのは分かってる、でも前世の私が何としてでも会いに行け、と言っているような…
そんな気がして。
｢あぁ！ライブってこと！？｣
｢うーん、そういう訳では…
｢じゃあさ！今度音楽イベントみたいなので来日するみたいだから一緒に行かない？｣
勘違いをしているましろは私をWayVが来るというイベントに誘ってきた。
｢いや〜まさかAが写真見ただけでここまで気になってくれるとは思わなかったよ！｣
そう言って嬉しそうにニコニコしているましろを余所に、私は複雑な気持ちだった。
考えても仕方ない…
｢行く、そのイベント｣
｢本当に！？やった〜｣
私はそのヘンドリーがくるという音楽イベントに行ってみる事にした。
私がしたい事はすぐにどうこう出来る話しでは無いから、
とりあえず今私が出来ることはこれだけしかない。
｢じゃあチケットとれたら教えるね〜！｣
そう言ってましろは学食を後にする。
窓の外に視線を移す。春風に揺れる満開の桜の木、ひらひらと舞う桜の花びらが辺り一帯を薄ピンクに染め上げる。
私は、ヘンドリーと初めて会った時の事を思い出した。
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揺蕩(プロフ) - ao_314さん» コメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです☺︎かなり🐢更新ですが最後まで頑張りますので引き続きお楽しみ頂けますと幸いです\( ˆoˆ )/ (1月2日 14時) (
レス) id: 09fdb0806d (このIDを非表示/違反報告)
ao_314(プロフ) - ヘンドリーの作品があまりないのでめちゃめちゃ嬉しいです！ありがとうございます‼︎もう、最初から泣きそうでした😭 (12月25日 2時) (レス) id: 646af75665 (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - 揺蕩さん» うわぁ、ありがとうございます…！面白いと言って頂けて良かったです。distinyのこれからのお話も楽しみにしてます☻ (12月2日 9時) (レス) id: dc7b6890ce (このIDを非表示/違反報告)
揺蕩(プロフ) - 揚羽さん» メンバー内で鎖国してます。を拝見した事があります！お話のまとめ方というか進行の仕方がとても面白くて好きです( ˆ ˆ )続きも気になってます〜！ (11月29日 9時) (レス) id: 09fdb0806d (このIDを非表示/違反報告)
揚羽(プロフ) - 揺蕩さん» あんな拙い作品を読んでくださっていたとは…！ちなみに差し支えなければ、どの作品を…？ (11月27日 19時) (レス) id: dc7b6890ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：揺蕩 | 作成日時：2023年11月20日 13時
