給湯室 ページ41
｢疲れた、コーヒー飲も｣
仕事がひと段落ついたので、休憩用にコーヒーを作ろうと給湯室に向かった。
｢あっ｣
給湯室の手前で中を確認して、自分でも何故だか分からないけど咄嗟に中の人に見つからないよう隠れた。
給湯室の中にはジェノ君と…知らない女性
ジェノ君と同い年か年下くらいの女性だ。
女の人と2人でいるなんて珍しい…
｢給湯室、入れないな｣
一度隠れてしまった事により動けなくなってしまった。
別に隠れる必要なんてなかったのに…
そんな事を考えながらバレないように身を潜めていると
｢あれ？Aさーん、何してるんですかー？？｣
たまたま通りがかったのであろうチョンロ君とクンがこちらに向かってきていた。
私がまさか隠れているなんて知らないチョンロ君は大きな声で私の名前を呼びながらこちらに手を振っている。
このままだとジェノ君にバレちゃう。
｢先輩？こんな所で何してるんですか？｣
｢あ、いや…｣
案の定、給湯室から出てきたジェノ君に見つかった。
そのタイミングでチョンロ君とクンも私の元に到着する。
｢Aさん、何してたんですか？｣
｢えっと…｣
｢あ、ジェノさんもお疲れ様です！｣
｢チョンロ、お疲れ様、久しぶりだね
仕事はどう？｣
｢はい、バッチリやってます｣
チョンロ君がジェノ君に話しを振った事で、隠れていた事を言及されずに済んだ。
｢A、大丈夫か？｣
｢あ、うん。大丈夫！｣
｢先輩、この方は？｣
｢あぁ、ジェノ君はじめましてだよね！｣
｢この人は情報システム部のクン、私の幼なじみなんだ｣
｢なるほど、人事部のジェノです。｣
｢クンです、よろしくね。人事部って事はAの後輩？｣
｢はい｣
｢A大丈夫？ちゃんと先輩してる？｣
クンはまたそうやって余計な事を…
｢Aはちょっとドジなところあるからな〜｣
｢はいはい！もう終わり！｣
｢ごめんね、ジェノ君！私この人に用事あってここで待ってたところだったの｣
｢そう、なんですか？｣
｢うん、そろそろ行かなきゃ
ね？クン！！｣
｢え？｣
｢はい！行くよ！！｣
勿論なんの用事も無いけど、誤魔化す為にクンには協力してもらう。
なんの事だか分からないといった感じのクンとチョンロ君を連れて私はその場を離れた。
ジェノ君と女の人、楽しそうだったな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 213人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
揺蕩(プロフ) - 凛さん» またまたコメントありがとうございます！励みになります！楽しんで頂けているようで何よりです😊出来るだけ全員登場させたいと思っているので、その分お話も寄り道が多くなるかと思いますが引き続きお楽しみ頂ければと思います🙇🏻♀️ (10月23日 17時) (
レス) id: 09fdb0806d (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - ちょ、ジャニさんのお題..！気になります！しかしなんて幸せな世界線でしょう。本当に私こういうお話探してました🙈楽しー。ちなみに要らん情報ですが、シャオテンヤンペンの威神ペンなので、威神さん達の登場も密かに楽しみにしております。 (10月23日 10時) (レス) @page31 id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
揺蕩(プロフ) - 凛さん» 初めまして！コメントありがとうございます。又、とても嬉しいお言葉もありがとうございます。日々の楽しみになれる様に更新頑張りますので、これからの展開にも期待して頂けますと幸いです😌 (10月16日 10時) (レス) id: 09fdb0806d (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - 初めまして。ネオカルの社会人系のお話を発見できて嬉しいです！ドヨンさんが王子様なのですね✨素敵ですー✨日々の楽しみに加えさせて下さい。 (10月15日 20時) (レス) id: f825413662 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：揺蕩 | 作成日時：2023年10月9日 17時
