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紫side
袋が翔太の手元に行くと、急いで広げられて
問答無用でAの口に当てがわれる
A「はぁ、っ、はぁ、っ、」ﾌﾗｯ
岩「、っと、」
渡「ごめん照そのままA預けていい？」
岩「いいよいいよ、袋持っててもらえる？」
渡「ん。」
座っていてもフラフラ揺れ動くAの上半身
翔太がずっと支えてたけど、体制の限界が来て照にパスされた
岩「過呼吸って寝かせちゃダメなんだっけ？」
深「あー、そんなこと言うよね。多分余計苦しくなっちゃうんだと思う。」
渡「ふっかふっか、Aのベルト緩めてやってくんない？」
深「おっけい、、お嬢さんごめんよー、」
渡「ジャケットも脱がせたいんだけどな、」
岩「、、今俺離したら多分A顔面から行く。」
深「うん、やめよ。危なすぎ。」
さっきから俺たちが会話してるのにも全く反応を示さなくて
照に寄りかかってひたすら肩で呼吸するAに
心配と不安が徐々に積もっていく
A「はぁ、っ、、ｺﾞﾎﾟｯ」
渡「うぉっとぉ、いいよそのまま出しな。」
岩「背中さするよー、、」
Aの背中が大きく波打って
翔太が持ってる袋に重みがかかる
袋5枚持って来たの正解だったな
康「、、Aやばそう？」
深「うぉ、こーじ。」
渡「まあこの通りよ。」
不安そうにチラッと顔を覗かせたのは康二だった。
岩「どうした？」
康「いや、あのさ、お客さん全然帰ってへんくて、」
渡「あ、まじ？」
康「もっかいステージ出るか、って向こうで話しててんけどさ。」
深「、、ちょーっとA厳しいかもな。」
バタバタしすぎて気づいてなかった、いまだに消えてない客席のざわめき
、、、そうだ。千穐楽はいつもダブルカーテンコールしてたんだった
岩「、、出た方がいいよな。」
深「、、うん。いつもやってるし、さすがにやらないと。」
ファンの期待には応えないと
渡「、、しゃーない、A置いて行こ。」
この選択しかできなかった
だって今からまたステージに立て、なんてとてもじゃないけど言えるような状況じゃないから
スタッフさんにAを見ててもらうように頼み込み、
10分ぐらいで帰ってくるから、と聞こえてるかわかんないAに何度も言って
再びステージに戻った
深「いや、みなさんありがとうございますほんとに。」
渡「今ね、ちょっとAが体調崩しちゃってて、」
佐「全然心配いらないんでね！」
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あーむ(プロフ) - お久しぶりです！こちらってもう更新はしれないのでしょうか…？ (4月29日 16時) (
レス) @page37 id: bdae7c5760 (このIDを非表示/違反報告)
まお(プロフ) - 一気に読んじゃいました！更新楽しみしてます！ (4月7日 3時) (レス) @page37 id: 77152ff2d2 (このIDを非表示/違反報告)
みみ(プロフ) - 涙が…😢 (1月30日 10時) (レス) @page31 id: 7d556184bf (このIDを非表示/違反報告)
あーむ(プロフ) - 更新お疲れ様です！無事に歌舞伎が終わったこと主ちゃんが身体を休ませてくれたことに安心しましたがまさかの展開にドキドキが止まりません。。次の更新も楽しみにしております！ (1月28日 2時) (レス) @page24 id: bdae7c5760 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - とても面白いし、心から動かされるような内容で読んでてとても感情的になっています。更新楽しみにしてます、頑張って下さい!! (1月27日 22時) (レス) @page22 id: 58eb8cacdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2024年1月25日 0時
