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貴女side
貴「うーん…」
6つ子達「起きた！」
いつの間にか私はソファーで眠っていたようだ。
6人はすごく安心してる。
この光景を見て思った。
あ、なんかこれ懐かしいし知ってる。
あぁ、そうか。
全て思い出した。
そうだった。
この人達は私の大切な人達だ。
それを忘れるなんて。
あ、忘れさせられたのか。
貴「思い出した…」
おそ松「何を？」
貴「全部、全部だよ！10歳より前の事。」
6つ子達「えええぇぇぇぇぇぇぇ！」
チョロ松「ゆっくりで良いから話せる？」
貴「うん。」
そこから色々話した。
家族の事、その人達との思い出、そして記憶を失う直前の事。
そして
貴「兄さん達…！ようやく会えた…！」
おそ松「思い出した!?」
貴「うん！」
私は1人ずつ名前を呼んでギュッってした。
トド松「久しぶりだね、こうやって兄さんって呼ばれるの。」
カラ松「にしても、なぜ急に…？」
一松「頭うったからじゃない？」
チョロ松「強い衝撃で全部思い出せたってこと？」
貴「また会えて良かった、本当に！」
十四松「よかったー！またAの笑顔が見れた！」
貴「あ、ってことは私の本来の名前って…」
おそ松「A！お前の名前はA！」
貴「うん！私の名前はA！」
私の本来の名前を思い出せて良かった。
貴「そういえば、能力の事なんだけど。私にもあるのかな？」
カラ松「あるんじゃないか？」
おそ松「うん、俺がそう願ったから多分あるはず。」
トド松「僕達にあってAにだけ無いわけないよね！」
あるとしたらどんなのだろう？
貴「ちなみに兄さん達は？」
おそ松「カリレジェ長男様の俺は火！」
チョロ松「それカリレジェ長男様関係ある？」
チョロ松兄さんのツッコミ相変わらずだな
カラ松「俺は、水だ。」
イタいな
チョロ松「僕は風。」
チョロ松兄さんにピッタリだな
一松「…重力」
それって浮けたりするのかな？
十四松「一松兄さんはね、猫にもなれるよ！」
一松兄さん、猫好きだもんね！
あれ、これ関係あるのか？
貴「十四松兄さんの能力は？」
十四松「僕はね、電気!!」
感電しないように気を付けよっと。
トド松「僕は毒だよ♡」
マジかいな
貴「毒ってどんな感じなの？」
トド松「一時的に気絶させるのもあれば即死のもあるよ。」
怖っ!!いや怖いね!?
私は何だろう？
チョロ松「調べてみる？」
貴「そんなこと出来るの？」
チョロ松「うん。調べる？」
貴「調べる！」
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作者名：澤入美玖里 | 作成日時：2023年10月15日 18時
