しえんと とぅれいんた い しえて ページ39
バ「───さて、ハリーポッターとA・スリザリン…水中人によると、彼らは一番早く人質の元へ来たそうですが、他の人質も安全に帰らせることを決意したそうです」
ロンとハーマイオニーが同情するように私たちを見た。
バ「よって！道徳的な力を示すものであり、ハリーには───45点、Aには50点を与えます！」
ハリーがぽかんと口を開けた。私は腹の奥から笑いがこみ上げてきた。
『はっはっは……やった！』
ハー「最高よ！」
ロ「でも、なんでAだけ満点なんだ？」
私はカルカロフの方を顎で指した。
『スリザリンの末裔様だからじゃない？』
歓声に負けじと声を張り上げて言う。ロンは呆れ顔で肩を竦めた。
私はハリーと肩を組みながら歓声を浴びた。ちらりとあたりを見回してみたが、教授の姿は見えなかった。
───────────
第二の課題のあと、ロンは嬉嬉としてこの話題を話したがった。徐々に脚色が加えられていたが、私もそれに乗っかっていたのでハーマイオニーはご立腹だった。
ハー「なあにがロンが水中人と戦った、よ！」
『ははは、まあいいだろ？今日はシリウスと会うんだしさ、機嫌直してよ』
ロ「それだけじゃないだろ？機嫌が悪いのは」
ハーマイオニーの顔が余計に険しくなった。今、彼女はクラムとの仲を噂されているのだ。
ハリー「とりあえず、今日は魔法薬学を乗り越えればいいだけさ」
ハリーは既にシリウスとの約束に思いを馳せているようだ。確かに久々で、私も楽しみだ。にしても、何で大会には来なかったのだろうか。
地下牢に入る手前、パンジーがなんだか嫌な笑みを浮かべて立っていた。
パ「あなたが気に入りそうな記事があるわよ、グレンジャー！」
彼女が雑誌を投げた直後、教授が教室に入ってきた。
私もハリーたちの元へ向こうとすると、パンジーは私を隣に座らせた。
パ「ちょっと、いいからあなたはこっち」
『な、何？』
教授が黒板の方を向いてる時を狙って、彼女はこそこそと話し出した。
パ「この記事、もう読んだんでしょうね？」
『何のこと？』
ク「貴女、自分を見る周りの目に気づきませんでした？」
今まで黙っていたクィリナスの呆れた声が聞こえた。「嘘でしょ？」とパンジーまで声を上げる。
『二人してなんだよ！』
パ「リータの記事に書いてあったのよ！あなたが、スネイプ先生とクィレル先生をたぶらかしてるって…」
『…は？』
ク「それはそれはもう、ドラマチックに」
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ユーレイ(プロフ) - 羽音さん» メッセージ、イラストともにありがとうございます！楽しく拝見させてもらいました。自分の小説からイラストまで書いていただけるなんて本当に嬉しいです。ありがとうございます！ (2019年6月1日 23時) (
レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - mikittyさん» 素敵なコメントにこちらこそニヤニヤしました……この焦れったい感じが書くのが楽しくて、どうしても長引かせてしまいます笑 (2019年6月1日 23時) (レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
羽音(プロフ) - メッセージに書いていたURLです！→http://uranai.nosv.org/img/user/data/0/9/a/09ad2710a06e0237527c6512112dc071.png (2019年5月31日 21時) (レス) id: d257d5a444 (このIDを非表示/違反報告)
mikitty(プロフ) - 更新されているとニヤニヤしちゃうくらいに好きです…お互いに焦れったい感じがたまりません！セブルスという人物をとても細かく丁寧に描いている素晴らしい作品です。これからも楽しみにしています！ (2019年5月31日 1時) (レス) id: 05ebd46207 (このIDを非表示/違反報告)
ユーレイ(プロフ) - パンジーさん» 空きコマのお供にしてもらえてよかったです！！(！？) さらに面白いと思って貰えるような展開にできたらと思ってます。楽しいコメントありがとうございました！ (2019年5月30日 21時) (レス) id: 44ca875d76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：O
| 作成日時：2018年10月23日 12時
