４． ページ4
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俺は毎朝4時に目を覚ます。
それは、薄明時で、空は紫っぽかった。
いや、そこまでは普通だったんだが。
7時になっても変わらない空。
それどころか紫味を増して、不気味なまでに暗い空。
頭が混乱する感覚がして、とりあえず何かしようと考えた瞬間にあいつからの着信。
慌てて出ると、異様なほどに落ち着いた声のあいつが出た。
『あー、もしもし？』
それがちょっと不気味で怖かったのは秘密にしてくれるとありがたい。
gt≪ん、おはよ≫
『ニュース、見た？てか空見た？』
gt≪あー…うん。まぁ…≫
でも、いつもよりちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、焦っているような気がした。
あいつにも焦るっていう感情があるのか。
『なぁ、ぐっち、限界全員集めといてくんね？完全に異常事態だから』
gt「オーケー、お前はいつくる？」
『んー…ま、ノア達と話しつけてからいくわ。多分すぐ終わるから、一時間以内に引き連れてく。』
gt「了解。」
電話を切ってグループにチャットを打ち込む。
≪全員俺宅集合≫
cs≪はーい≫
kg≪今行く！≫
tr≪やき起きてる？≫
yk≪うん、起きてる≫
なんとかみんな集まりそうだな。
外を見やると、たらこがそこを走っているのが見えた。
階段を下りて玄関へ向かう。
ちょうど玄関についたときにインターホンが鳴った。
tr「ぐちさーん」
ドアを開くと、息を荒くしたたらこが立っていた。
会議用の部屋(俗にいうリビング)まで案内してどっかりと座る。
あとはだいたい鍵が開いてるから勝手に入ってくる。
だから俺はここにいてもいい。
gt「で？なんか情報は集まった？」
tr「いーや、なーんも。これっぽっちも情報が取れなかった」
gt「……俺らでも、今回は太刀打ちできないかもな。」
続く (更新停止中)
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作者名：オロン | 作成日時：2022年11月11日 0時
