侑佳 ページ29
はい、早速ですが、真夏介は何もかも知っています。
学校にY君がいて、最初、私は友達としか認識していませんでした。
ある日Y君が私に「侑佳とおんなじ班になりたいな。」
と言いました。私はその時はこの言葉がただ友達として言っているのだと思っていました。
結局班は真反対の方向だったのですが。その日Y君はY君の友達にちょー落ち込んだと言っているのを聞いていました。でも、私はなんの話どかさっぱり分かりませんでした。
そして時は流れ5年生のスキー学習の時期。先生がスキーのランク決めるぞーと言ったので、私は仕方がなく「はぁーい。」とゆるい返事をしました。
私は全然スキーができないのに、何故かAランク。Y君はBランクでした。
そしてスキー学習当日。私はAランクでひっどい転び方をしてしまい、次のスキー学習の日にはBランクに移ることになってしまいました。内心「あぁ〜。よかったぁ〜。」なんて、思ったりもして…。
そしてBランクが、2つあるうちの1つに決めるとき、Y君に耳打ちされたんです。「俺の方来てほしい」と。
でも、彼に気がなかった私はそんな言葉は笑い飛ばしてしまいました。
5年生が終わる頃。私も含めた何人かの女子で、恋バナをしていました。
すると、私の友達の中にY君のことが、好きだって、いうYちゃんがいました!私はその時素直に応援しようと思いました。
その子の告白作戦が開始された頃。もうYちゃんがY君の事が好きだっていうことが、クラスのほぼ全員にバレていました。
そして、私達が5年制のころの6年生の卒業式で、その子の告白作戦は最終段階へと向かっていました。
その日、私はY君に「え、本当にYちゃん俺にコクるの?」と聞いてきました。
私はそんな事をY君に行った覚えがないので、ナニそれ!?と言いました。
すると、Y君が「ふぅ〜ん。知らないならいいや。」
この時私は気付いたのです。(あ、私。Y君の事、好きなんだ。)と。
でも、私が、ここでコクったらYちゃんと友達でいられなくなる。と、思った私は行動には移さずに心にとどめておくことにしました。
(ま、中学も同じだからいいか。)なんていう軽い気持ちで。
しかし、私が結構信頼していたHちゃんにその事をいうと、次の日にはもう、知れ渡っていました。もちろんYちゃんにも、何日間かその子との間に壁ができてしまいました。
そして、6年生になった時、めっちゃ仲の良いKちゃんに私がY君の事が好きだということがバレてしまいました。続きは次のページで
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りるりる x他5人 | 作成日時:2018年5月17日 0時