桃色王子眺め隊は、もう卒業したいんです。【青】

Prince.1 ページ5

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こ「そういえば、なんで王子様が好きなの？」


窓に凭れ掛かりながら、ころんが言う。


水色の綺麗な髪が、風で靡いている。


『王子様ってね、私を変えてくれた大切な存在なの。絵本の中の童話みたいな素敵な物語。きらきらと輝いて、まるで色んな人を魅了するお花みたい！例えば、桜とか。私はそんな王子様が大好きなんだ』


笑顔で淡々と王子様について語る。


話し終わって、はっとする。
もしかして、引かれちゃったかな。


こ「可愛い……」


え、？可愛い？？


どういう事？やっぱり気持ち悪いかな、私。


こ「王子様の話してる時のA、特別可愛いと思うよ」


『へっ?///』


さらっと格好いい事を言うころん。


微笑みながら此方を見ているから、むず痒い気持ちになる。


どうしてこんなにドキドキしてるんだろう…。

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