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過去編４ ページ5
「暑い…」
気がつけば夏になっていた
試験やレポートのことを口々にする声の他に
「ねぇねぇ夏祭りいくー？」
「夏祭り？」
「ほらほら！あの駅前の公園！」
「え、あそこ夏祭りやるんだ〜」
「一緒に行こうよ〜」
「いいねぇ！浴衣着よ〜♪」
夏祭りか…
村咲さんと行きたいな…
そんなことを思っていると
後ろから誰かが僕の肩を叩く
「紬！課題はちゃんとやってるか？」
丞だった。ちょっと気を落とす。
「もちろんだよ。」
「お前、ちょっとがっかりしたか？
わるかったな村咲さんじゃなくて」
「〜っ！なっ！そんなこと思ってないよ！
なんで村咲さんの話になったんだよ！」
「バレバレだよ笑
最近しょっちゅう連絡とってるだろ
あ、そうだ。駅前の公園。
あそこ夏祭りあるんだってよ。
誘ってみたらどうだ。」
「わ、わかってるよ〜…
でも俺がいきなり誘ったらおかしいだろ…」
「そうか？
なら俺が誘ってやろうか？
3人で遊びましょうってな」
「俺が誘う…」
「おう、頑張れよ！」
丞はニカッと歯を見せ笑いかけてくる。
さて、どう誘おうか…
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作者名：ゆめ | 作成日時：2017年2月18日 1時
