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乾かし終わったドライヤーを片付け、また彼女はキッチンに向かう。
何してるんだと思えば、来ないで！の一点張り。
来ないでって言われると行きたくなっちゃうんだけどね。我慢我慢。
そう思って待っていると、キッチンから戻った彼女の手にあったのはケーキだった。
見覚えのある、『おめでとう』の文字。彩られたケーキは、俺の食欲を刺激した。
阿「これ…。」
「本当はお疲れ様も入れたかったんだけど…初心者には書けなくて。亮平、お仕事お疲れ様。プロジェクト成功おめでとう。」
阿「ありがとう、A。」
いただきます、とフォークを刺し口に運んだケーキは今までで一番美味しかった。
料理上手な彼女でしょ？
俺の世界で一番、自慢の彼女なんだ。
「プロジェクトの話、聞かせてよ。」
そういう彼女は、全然専門外の俺のプロジェクトの内容を嬉しそうに聞いてくれた。
仕事の話をこんなに聞いてくれる人、中々居ないと思うんだ。
聞き上手で、相槌を打つタイミングも絶妙で。気付けば全部喋っていて。
今度は俺が聞く番だと、意を決して話を振ってみる。
俺にとっては、禁忌タブーの話だ。
阿「…ねえA、同窓会どうだった？」
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ぽにょ(プロフ) - 番外編ありがとうございます、更新応援しています！ (2020年7月7日 1時) (
レス) id: 2c3c24b282 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：深
| 作成日時：2020年7月7日 1時
