裏切 ページ12
新たな法が出されてから数日この間に捕まった人数は100を超えるとも言われている。
そうして今日も家の外では
「王国直属兵団トラジェディーだ。貴様らを王国転覆をはかった罪で連行及び強制尋問をいたす。
抵抗は無駄だぞ」
やら
「は〜い!王国直属兵団の一つカースで〜す。何でここに私たちが来たかわかるかしら?えっ、わからない?仕方ないわね〜私たちが来た理由はあなたたちが王国転覆をにおわせるような思想を持っていたからそれを実行する前に芽を摘みに来たのよ。というわけで抵抗はナシでお願いね」
町では赤や紫のマントを身に付けた獣人がそれぞれ隊を率いてこんな風に人を連行していく。
太郎「あ〜あ、こんなイ何でもかんでも粛清しちまってよあの豚は自分をあがめたてる奴だけで新しい国でも作る気なのかねぇ。そんなことをやってもすぐに崩れるだけなのにな」
エルカ「何とか荷物まとめたけどこっからどうすんの?」
太郎「まぁ最初はこの家を捨ててしばらくこの国じゃないところの別宅で過ごす。そうしてこの国がダメージを受けてきたら俺がとどめを刺す」
エルカ「この国滅ぼしちゃダメじゃね。だってこの国にはたくさん人が住んでるんだからこの国おわれせちゃったら行き場がなくなっちゃう」
太郎「・・・それもそうか、確かにこんな混乱状態で国滅ぼして近隣の国に助けを求めても迷惑なだけだよな。」
エルカ「でしょ。だから国を亡ぼすのはダメ、代わりに太郎が王様になればいい!」
太郎「俺がァ?」
エルカ「うん。太郎ならできるよだって頭好いし金持ってるし甘いもの買ってくれるし優しいし」
太郎「おまえあ、王になるにはいろいろ大変なことやらなきゃいけないんだぞ。俺はそんなめんどいことは嫌だ」
エルカ「オレの中でお前のやさしさ度が下がったわ」
太郎「ひどくね?」
いつものようにそんなことを言い合いながら荷物をまとめていく二人
この国が亡ぶまであと少し
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作者名:太郎 | 作成日時:2017年3月31日 5時