番外編 2 ページ19
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「・・・おいハル。いつの間にマネージャー増えたんだ?
しかもこんな力なさそうな女かよ・・・」
「ふぇっ?!」
イケメンさんが急に僕の腕を掴んだ。
驚きすぎて変な声出た・・・。
ていうか僕・・・男なんだけど・・・。
確かに筋肉付きにくい体質で全然筋肉ないけど・・・。
「ちょっと、お兄ちゃん!急に腕掴んだりするから東雲くんびっくりしてるでしょ!
あと、いくら東雲くんが可愛くても男の子だから!」
松岡さん・・・?僕可愛くないよ・・・?
ていうか、松岡さん今お兄ちゃんって・・・。
「え?!この人が松岡さんのお兄さん?!」
「あ?そーだけど・・・なんか文句あんのかよ」
「ぴゃっ!
も、文句なんて・・・ないです・・・」
そう言って、僕は真琴先輩の後ろに隠れた。
だって、松岡さんのお兄さん怖いんだもん・・・。
「もう、凛!Aが怖がってるだろ?」
「凛ちゃんってば、照れてるからって怒鳴っちゃダメだよ?」
「はぁ?!て、照れてねぇよ!///」
「もう、お兄ちゃんってほんと素直じゃないんだから!」
照れてるだけ・・・なのかな・・・?
あ、もしかして人見知りとか?
そう思って、真琴先輩の後ろから顔を出して松岡さんのお兄さんに話しかけた。
「えと・・・あの、松岡さんのお兄さん!
・・・えっと、さっきは、怖がっちゃって、ごめ・・・な、さい、!」
「っ、///」
「あの、僕とも、仲良く・・・して、くれます、か・・・?」
やっぱりちょっと怖くて、真琴先輩の制服を無意識にぎゅっと掴んでいた。
僕から目をそらして何も言わない松岡さんのお兄さんに、やっぱり仲良くしてくれないのかなって不安になり、目に涙が溜まってきた。
「・・・ダメ、ですか・・・?」
「だ、ダメなんて!言って・・・ねぇ、し・・・///」
「っ、じゃあ・・・!」
「・・・さっきは怖がらせて悪かった。
・・・よろしく、な?」
そう言って、僕の方に右手を差し出してきた。
「はい!よろしくお願いします!!!」
僕はその手を握り返して笑顔で言った。
その時の岩鳶高校水泳部
「「「「「(ああもう、うちのマネージャーほんと可愛い/な/ですね・・・!///)」」」」」
なんて思ってたとか思ってなかったとか・・・。
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☆*。゚作者の部屋←☆*。゚
はい、番外編終わり!
長かった・・・!
Aちゃんやまこちゃんたちの呼び方変わってたの気づきました?
それは作者がいつかそうやって呼ばせたいと思ってる呼び方です。
本編ではいつそうやって呼ばせられるかな・・・(遠い目)
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桃崎星(プロフ) - 応援してます! (2018年3月26日 21時) (レス) id: 3c71ec607b (このIDを非表示/違反報告)
tatuhagi(プロフ) - E子さん» ありがとうございます!!!更新が遅くて本当に申し訳ないです・・・。頑張ります! (2016年12月26日 17時) (レス) id: 800117c94e (このIDを非表示/違反報告)
E子 - 中学生です。 高校生活お疲れ様です。 応援しているので頑張ってください!「(^0^) (2016年12月18日 22時) (レス) id: fb39299256 (このIDを非表示/違反報告)
るっちー君(プロフ) - tatuhagiさん» はい!ありがとうございます!! (2016年5月4日 2時) (レス) id: 9db9334dbd (このIDを非表示/違反報告)
tatuhagi(プロフ) - るっちー君さん» ありがとうございます!フォロバさせていただきました! (2016年5月4日 2時) (レス) id: 800117c94e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鷹埼 | 作成日時:2016年1月5日 23時