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夏樹のマフラーを借りてぐるぐる巻にし、ブラウスの下にはインナーを着込み、完全防備で寒空の下学校へ向かう。
途中で合流した美森と門の前に行けば、ツバメがいた。
夏樹「ちょっと来い」
夏樹がツバメに声をかけ、腕を引いて娯楽室へ連れていく。
そのあとを美森と二人で追った。
娯楽室につけば、ツバメを目の前にして三人で並んで立つ。
夏樹「覚悟して答えろ。お前…本気で俺たちを騙したのか？」
美森「…ねえ黙ってないで答えてよっ。誰かに唆された言葉で、学校とかわたし達を変えたいって思ったの…？」
ツバメ「…うん、でも言った気持ちに嘘はなかった…全部、わたしの心からの思いだった…叫びだったっ。
いまさら言い訳したって許されないってわかってるけど…でもその気持ちだけは…嘘じゃない」
夏樹「…ならそれを証明してみせろ。お前に騙されてひっくり返ったなんて思われてるわけにはいかないんだよ」
美森「私達がカッコ悪くなっちゃうじゃん」
「ふふ、二人とも…。ツバメ、私達はツバメのこと信じたいの、…だから、私たちを信じさせてほしい」
そしてその次の日、私達はツバメ追放反対署名にサインしたのだった。
それで少しは事態が好転すればと思って。
ーーーー
放課後、夏樹と二人で帰っていると美森から夏樹の携帯に着信。
夏樹「…あ？南が？」
南…？南がどうしたんだろ…
「夏樹、南がどうかしたの？」
夏樹「…南が飛び降りる、って」
「っえ、南が！？」
私達は適当にタクシーを捕まえて、ツバメたちのもとへ急いだ。
ーーーー
色々探し歩いたものの、南が見つからない。
最後の望みを託し、私達がよく利用するホテルへ向かった。
夏樹がカウンターで聞いてみるも、手がかりなし。
南を探しに、奥へ向かう夏樹とは別れ、私達は必死に南に連絡をとる。
「もしもし南っ…！今どこにいるのっ…！？連絡ちょうだいっ」
留守番に何件か入れて、外に出た。
そこで、心当たりがひとつ浮かんだ、
「ねえ美森！もしかしてっ…！」
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アルム(プロフ) - 今も更新待っています！本当に面白いです！ (2021年4月18日 22時) (
レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - 今も更新待っています！本当に面白いです！ (2021年4月18日 22時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
らびっと - この作品が大好きで何回も読み直しています！！何度読んでもキュンキュンします！更新頑張ってください^o^ (2017年6月11日 5時) (レス) id: 9a86f7756f (このIDを非表示/違反報告)
りな☆(プロフ) - すっごく面白いです！更新頑張ってください！ (2017年5月14日 3時) (レス) id: f0df852b63 (このIDを非表示/違反報告)
あんじゅ(プロフ) - この作品は、二、三回読んでます！その度にキュンキュンさせてもらってます。ありがとうございます。更新頑張ってください、待ってます。 (2017年5月2日 18時) (レス) id: 095aa0ad59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる
| 作成日時：2015年2月15日 0時
