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翌日。

ツバメが生徒からの信頼を失ったことで、再びプラチナの勢力が増していた。


バスも優先、娯楽室も優先、そしてソファも運び込まれた。

それを上から眺める南。

わたしも夏樹にもたれかかりながら、みんなの会話を聞いていた。



波留「女王様復活か」

陸「魔女狩りをした救世主ってとこかい?」

タクト「だな」



そこへツバメが現れた。
そんなツバメに、南が強い口調で問いかけながら、降りてくる。



南「なにしにきたの…!?」

ツバメ「あの…雫井さんと…」



弁解しようとするツバメを遮り、南が署名をわたす。



南「はいこれ。みんなから集めた追放署名。この学校に、あんたの居場所はもうないの」

玲奈「裏切られた気持ち、わかる?」

エミリー「あんたに乗せられちゃった人間ほど、…心が痛くて苦しいんだから」

南「いくよ?」




美森を振り返りそう告げて出ていく南。

私は立ち尽くすツバメに近づいた。



「ツバメ…ほんとに全部偽物の他人の言葉だったの…?夏樹やわたし達を救ってくれたのもっ…!!」

夏樹「…Aいくぞ」




私の問は夏樹に遮られ、夏樹に手をひかれながら南たちのあとをおうように娯楽室をでた。



ーーーー


わたしはそのまま夏樹のお家にお邪魔した。

ソファで夏樹に後ろから抱きしめられながら座る。



「…ねえ夏樹。ほんとに…ほんとにツバメのあの言葉は嘘だったのかな…?他人の言葉をただ口に出してただけなのかな…?」

夏樹「…Aはどう思うんだよ」

「私は…。ツバメを信じたいよ、だって全部が全部嘘だったとは思えないもん…」




そこで、夏樹の携帯が鳴った。
しばらくして話終えた夏樹は立ち上がる。



「誰から?」

夏樹「美森。会長の真意を確かめようって。学校行ってくるな」

「私も…っ、私もいくっ」

夏樹「……体冷やさねえように暖かくしてけよ?」

「うんっ!」

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アルム(プロフ) - 今も更新待っています!本当に面白いです! (2021年4月18日 22時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
アルム(プロフ) - 今も更新待っています!本当に面白いです! (2021年4月18日 22時) (レス) id: 4726a4adc0 (このIDを非表示/違反報告)
らびっと - この作品が大好きで何回も読み直しています!!何度読んでもキュンキュンします!更新頑張ってください^o^ (2017年6月11日 5時) (レス) id: 9a86f7756f (このIDを非表示/違反報告)
りな☆(プロフ) - すっごく面白いです!更新頑張ってください! (2017年5月14日 3時) (レス) id: f0df852b63 (このIDを非表示/違反報告)
あんじゅ(プロフ) - この作品は、二、三回読んでます!その度にキュンキュンさせてもらってます。ありがとうございます。更新頑張ってください、待ってます。 (2017年5月2日 18時) (レス) id: 095aa0ad59 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みる | 作成日時:2015年2月15日 0時

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