愛され病弱少女は須堂くんの彼女！【学校のカイダン】2

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そのあと少ししてAが目を覚ました。


タクト「おはよーAっ」

「タクト…？…みんなも…！？まだ授業中じゃ…っ」

陸「Aに会いたくなって来ちゃった。…それじゃだめ？」

「う、嬉しいけど…」




そして、はっとしたAが申し訳なさげに謝る。



「そうだ、…退院できるの、先延ばしになっちゃった…。みんな楽しみにしててくれたのに、…ごめんなさい」

夏樹「何謝ってんだよバカ」

玲奈「Aは、そんなこと気にしないでゆっくり休んでればいいんだよー？」




夏樹に頭をなでられ、Aの瞳からは涙がこぼれ落ちた。
そんなAをみて、夏樹は笑いながらAを抱きしめた。




夏樹「泣くなって、少し伸びただけだろ」

「だって…っ寂しいもんっ…みんなも病院まで来るの、大変だろうし…っ」

波留「大変だと思ってねえって、…Aに会えるほうが楽しみだし」



そう言って頭を撫でれば、Aは大きな瞳から再びぽろぽろと涙をこぼした。



そのあと少しして泣きやんだAの笑顔を見て、安心して俺たちは帰宅した。




翌日、Aは1日遅れで退院した。

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