にじゅーきゅう。 ページ31
アズールside
ある日の部活中。
いつもより挙動不審なイデアさんに声をかけられた。
あたりをキョロキョロと、これまた挙動不審に見回して、僕に見せてきたスマホの画面。
「っっ！？なんです、これ…」
「うちの学園の裏サイト的なやつで…もしこれ、出回ったりでもしたら…」
嘘か真かは分からないが、こんなことが出回ったらら…。
今流されているAさんの噂なんか比じゃない。
彼女が受けるダメージは、計り知れない。
ひとまずイデアさんからURLを教えてもらって、掲示板の様子を見守ることにした。
モストロ閉店後、VIPルームに籠ってあの裏サイトなるものを開く。
内容が内容なだけに、悪意しか感じないあの書き込み。
誰が何の目的で書き込んだのか…。
真っ先に思い当たるのは、あの異世界から来たと言う監督生、ユウという少女。
彼女なら、初日からAさんと揉めたようで、Aさんの事を激しく嫌っている。
動機もAさんを貶める、追い出す為だと説明がつく。
しかし、もしあの監督生が犯人だとしたら、この情報をどこから得たのか。
勿論、ただのでっち上げならそれで良いのだが。
どちらにせよ、なるべく彼女本人の耳に入る前に、早急に解決したい。
何か使える手は…。
"私と契約してほしいんです…！"
あるじゃないか。
あんな話、持ちかけられたときこそ乗る気はなかったが、今となってはこんなに利用できる話はない。
ジェイド、フロイドにも協力をあおごう。
二人の、特にジェイドのユニーク魔法は、今回きっと役に立ってくれる。
二人ともAさんのことはお気に入りだから、顛末を説明すれば喜んで参加するだろう。
「アズール、片付け終わったぁ」
「おや、良いところに。二人に頼みがあるんです、…Aさんに関して」
「Aさんに関して、ですか？」
ちょうど良いタイミングでやって来た二人に、そう持ちかけると、やはり二人とも食いついてきた。
表立ってAさんを守るのは、悔しいけれどやはりレオナさん達サバナクローの役目だ。
それなら、自分達オクタヴィネルのやり方で、Aさんを守って見せよう。
自分とて、彼女のことは気に入っている。
彼女が傷付くであろうことが予測できているにも関わらず、放置するのは寝覚めが悪い。
今回ばかりは損得無しで動いても良いだろう。
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青藍(プロフ) - 最初は国の王女だったと思うんですけど途中から女王になっているのは何故ですか？どちらが正しいのでしょうか、見間違いだったらすみません (2022年5月21日 1時) (
レス) @page50 id: 2e61a566e8 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 8ページ 本当の彼女自信 自信 ではなく 自身 ではないでしょうか？ (2021年2月15日 23時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
萌葱(プロフ) - みるさん» そうですね笑笑 (2020年10月26日 16時) (レス) id: aca7e42382 (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - 乃亜さん» 処刑までのカウントダウン始まりました笑 (2020年10月26日 14時) (レス) id: c52392d14b (このIDを非表示/違反報告)
みる(プロフ) - イヴさん» 果たして監督生はどうして情報をもってるのか…続編でお待ちしてます！！ (2020年10月26日 14時) (レス) id: c52392d14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みる
| 作成日時：2020年10月16日 1時
